「登山読本」
中学生当時の私が山登りにのめり込むきっかけとなった本があります。山と渓谷社から出版されていた「登山読本」です。
著者は横山厚夫氏です。高校に進学してから奥多摩の沢登りについての質問をお会いしたこともないのに往復はがきでさせていただいたことがありました。大変丁寧な返信をいただいて感激したことを昨日のことのように思い出します。
本の内容は、中学生当時の私には大変刺激的で、それこそぼろぼろになるまで読んだものです。しかし、度重なる転居で他の多くの山道具と共に行方知れずとなっていたのですが、先日ネットで古本を入手することができました。
ページを繰ってみると流石に30年以上の時の流れを感じてしまいますが、多くの写真と文章には懐かしさを禁じ得ません。
当時の私には遠い存在だった冬山や岩登りも、その後高校山岳部に入って経験することとなったのですが、すべてのベースはこの本にあったと言えます。
これからも手元に置いて、折りに触れて開き、いつまでも初心を忘れずにいたいと思うのです。
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