道志山塊「高川山」に登る
今朝は早起きして富士山の展望台として有名な「高川山」に登るつもりでした。
5時に目が覚めてインターネットで天気をチェックするとあんまり芳しくありません。半ばあきらめて二度寝してしまいましたが、7時過ぎに外を見ると雨はほとんど降っていない状態です。
そこで思い切って出掛けることにしました。最寄り駅で「ホリデーパス」を購入して電車を乗り継いで高尾で「ホリデー快速河口湖3号」に乗り込みました。
当初は大月の一つ先の初狩で下車して北側から高川山に登るつもりでしたが、富士急行線直通のホリデー快速に乗ったこともあり、急遽予定を変更して、富士急行線の「禾生駅」で下車しました。
駅から登山口までは概ねの見当をつけて歩き始めます。桂川の清流を渡ったところで地元のおじさんに道を尋ねると親切に教えてくれました。
登山口の標識のあるところで右折して
林道を上っていくと「熊峠」というあまり有り難くない名前の峠を越えて古宿の部落を経由して大棚林道に入ります。
林道に入ってしばらく進むといきなりこんな標識が出迎えてくれました。単独行なので慌てて熊鈴をザックに着けました。
林道は大変好ましい雰囲気で、MTBで走っても気持ちよさそうなダートになっています。
林道終点↑から道標に従って高川山の登山道に取り付きます。
静寂の登山道に「チリーン チリーン」と熊鈴が響きます。
沢沿いの登山道をひたすら詰めていきます。沢を離れるとロープの張ってあるこんな急登も現れます。
やがて登山道は九十九折りで高度を上げていきます。雑木林の美しい紅葉に心が洗われます。
はっとさせられる紅葉にもであいましたが、どうもスカッとした青空が広がってくれません。
どんどん高度を上げていくと稜線に飛び出し、立派な道標が出迎えてくれました。
高川山までは少しアップダウンを繰り返すと無事に到着しました。山頂は狭く先着の団体さんがいて写真を数枚とってすぐにお暇しました。今回高川山に登ることにしたのは山頂に10年あまりも住み着いていた「ビッキー」という名の犬に会ってみたいという思いからだったのですが、彼?は先月初めに山頂近くで亡骸となっているのを登山者に発見され、その思いは叶いませんでした。
お目当ての富士山も雲の中です。↑
九鬼山の左側に倉岳山がピラミタルな山容↓を見せてくれています。倉岳山に登ったのはもう30年以上前になります。
山頂からもとの道を戻って禾生駅の分岐を分けて尾根通しに進むと人気のない休憩に格好のピークがあったのでここで昼食にしました。
食事を終えて「むすび山」を目指します。ただ、ここからの下りは濡れた落ち葉が滑りやすく 、転落するとただでは済みそうもない感じで慎重に下りました。傾斜が緩くなるまで大変神経を遣います。
どんどん高度を下げていきます。落ち葉で滑って二度ほど尻餅をつきました(^_^;) 。
途中紅葉の写真をとったりしながら快適な尾根道を下り続けます。
途中高畑山(右)と倉岳山(左)が望めるポイントがありました。
要所には立派な道標もあります。
馬頭観音です。優美な表情です。↓
本当はこの付近に「むすび山」への尾根道の分岐があったはずなのですが気付かずに通り過ぎてしまったようです。
「弁慶石」を通過します。
日差しはありませんが美しい黄葉です。
さらに下って行くと舗装路に飛び出します。
ここにも「熊に注意」という看板が設置されていました。本当は「むすび山」へ続く尾根道を歩いて大月駅へ下山するつもりだったのですが、それは山頂からの富士山の絶景と共に次の機会に譲ることにしました。
田野倉駅に到着です。
本日お供をしてくれたザックとトレッキングシューズです。
駅舎内には「ビッキー逝く」の新聞記事が掲示されていました。
帰路は富士急行線で大月へ出ました。大月駅のホームからは岩殿山、百蔵山、扇山(左から順に)が指させ、まだ登っていない百蔵山には是非近いうち登ろうと早くも次の山歩きを計画するのでした。
※ 今日のコース図と高低図です。
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