茨城「仏頂山と高峰」に登る
昨日の時点では、本日の午前中は晴天が見込まれました。しかしながら朝起きてみるとどんよりとした曇り空が広がっています。
ちょっと躊躇しましたが、とりあえず雨の心配はなさそうなので、秘かに予定していた栃木県境の低山「仏頂山」と「高峰」に行ってきました。
コースは仏頂山麓の楞巌寺の駐車場から高峰を往復するというもので結構歩き出がありそうです。
朝8時前に出発して駐車場には9時15分に到着しました。駐車場手前には国の重要文化財に指定されている山門があります。
茅葺屋根の風情のある山門です。
さて身支度をしてまずは楞巌寺の見学です。
見学を済ませてから階段を降り登山道に入るのですが、入り口にこんな看板が立っています。出発は9:30でした。
どう注意すればいいのでしょうか?(高峰からの帰路首にベルを付けた猟犬に出会いました。主のハンターの姿はなく、藪から出てきた彼は私を見つけるも一瞥をくれただけでまた藪の中へ消えていきました。)
登山道は関東ふれあいの道になっていて、道標も要所にあり、道もよく整備されています。
木々の間から目指す仏頂山頂が望めます。
関東ふれあいの道の特徴である丸太階段がやたらに多いのがいただけません。
結構なアルバイトの後山頂に到着しました。樹木に囲まれた静かな頂ですが眺望はありません。
小休止の後高峰を目指します。茂木の分岐からは丸太階段の激下りが待っていました。
途中伐採地があって栃木県側の眺望が開けます。
桃太郎石を過ぎ
高峰を望みつつ丸太階段を下っていくと
見事なV字型が印象的な「奈良駄峠」に到着しました。
この峠は今年の1月に栃木の鶏足山にMTBツーリングに出かけた帰路に栃木県側から茨城県側に越えたのですが、茨城県側は採石場の影響で登山道がズタズタに寸断されていました。今日確認してみると茨城県側へ下る登山道には「×」の標識が出ていました。
さて高峰へのルートは、またまた丸太階段の急登で始まります。
緩やかな道を歩いたり
丸太階段を登ったりを繰り返すと
高峰山頂に到着です。道標の後方は雨巻山です。
この先のパラグライダー基地が南側が開けた休憩適地とのネット情報があったので、山頂では休憩せずに行って見ることにしました。
すると期待を裏切らない大展望が広がっています。
まずは筑波山から加波山、燕山、雨引山が正面に連なります。
その左奥にはパラボラ山から浅間山と連なる尾根が延びています。
さらにその左に愛宕山から難台山、吾国山が連なっています。
スカッとした青空だったらさらに素晴らしかったのに・・・少々残念です。それでもじっくりと眺望を楽しむことができました。
お湯を沸かして食事の準備をしていると雪が舞ってきました。どうりで寒いわけです。
カップラーメンをすすって体を温めてからパッキングを済ませました。今回はガスストーブ用のブースターを持参しましたが、ガスの気化・燃焼状態はいまひとつでした。やはり冬季は寒冷地用のガスの使用が望ましいようです。
ここからは往路を戻ります。まずは高峰を通過します。往路では気が付きませんでしたが、山頂の道標の栃木側にこんなプレートがありました。
先を急ぎます。少々雪が積もってきています。
仏頂山山頂のテーブルもうっすら雪化粧です。
こんな情景にココロを惹かれます。
丸太階段の急坂は躓かないように注意して下ります。
駐車場には12:50に無事到着しました。麓では小雨となっていました。
仏頂山と高峰は以前から気になっていた山なのですが、ようやくその頂を踏むことができました。
駐車場からの往復コースはアップダウンが多く低山ながら侮れません。しかし、パラグライダー基地からの展望は素晴らしく、なかなかの好コースと言えるのではないでしょうか。
今度は春の好日に再訪したいと思います。
※ 本日のルート図です。
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