「厳道峠・ムギチロ・綱子峠MTBツーリング」
天気予報に最後まで悩まされましたが、結局「晴れ」の予報となったので、道志山塊の厳道峠から綱子峠までのシングルトラックをメインとした山サイにJR上野原駅起点の周回コースで行ってきました。
始発電車で上野原に到着し、南口で自転車を組み立てます。
秋山温泉までは、今月初めに権現山へ行った帰りに車で走ったコースです。祝日の早朝にもかかわらず結構な交通量がありました。
秋山温泉からは安寺沢川沿いのヒルクライムとなります。安寺沢には「郷倉」という江戸時代の貴重な建造物が残っています。
途中公民館の分館なるものがありましたが、校庭らしきものがあるところから、かつての分校のようです。
集落の外れからいよいよ九十九折りのヒルクライムが始まります。
上りは辛いですが天気も良く日射しも暖かいくらいで快適に高度を上げていきます。
だいぶ高度を上げました。展望が得られ気分も爽快です。
傾斜がゆるみ山肌を縫うようになってきました。間もなく峠でしょうか。
「厳道峠(がんどうとうげ)」に到着です。切り通しになっていますが峠の風情はほとんどありません。
林道開通記念碑が立っています。
赤鞍ヶ岳方面の送電鉄塔の所まで登ると南側の大展望が広がっていました。富士山が最高です。
大室山が大きい。富士山が端正です。
10倍ズームでアップしてみると登山道の道型が見えました。
富士山の眺望を堪能し、峠に戻ってまずはムギチロを目指します。
主稜線に上がるまでは急傾斜で担ぎを余儀なくされました。今日の担ぎはこれ一回キリで、時間にしても20分程度だったでしょうか。尾根に出ると紅葉と暖かな日射しで何とも好ましい雰囲気です。
ムギチロ(903m)には順調に到着しました。
やはり天気がいいのが一番です。
こんなお手製と思われる山名標識が下がっていました。
今日はあまり乗れないと踏んでいたのですが、どうしてムギチロから平野峠まで9割を超える乗車率だったのではないでしょうか。紅葉も楽しめて満足です。
平野峠は道志の山らしい小さな峠で道志へ降りる道も良く踏まれている様子です。
平野峠からもかなりの乗車率でした。好ましいシングルトラックがずっと続いています。入道丸の手前のピークで押しが入った他は概ね乗っていけます。
途中北側の眺望が得られる場所がありました。あんまり快適だったので入道丸の山頂はどうやら通過してしまったようです。
綱子峠に到着です。道標は矢印になっていますが、手書きの補正がしてあるとおり、ここが峠です。
入道丸山頂で大休止の予定でしたが、パスしてしまったのでここで早めの昼食としました。
円筒型の筒に入っているのは定番の「マルタイ棒ラーメン」です。
食後にコーヒーを沸かしてリラックスしました。ここまでは地元の人と思われる方一名に会ったきりで実に静かです。
峠から綱子集落への下りルートはこんなトラバースで始まります。右下は結構急な斜面で、やや登山道が軟弱なので慎重に下って行きます。今日は一人なので落ちたらただでは済みません。
その後は安心して下れる道を快適に乗って行きます。
あっという間に舗装林道に下り立ちました。
後は上野原まで下り基調のロードです。ところが登山道でもないのにこんな立て看板が掲出されていました。
途中立派な吊り橋で秋山川を右岸から左岸に渡って県道に出ました。
桂川を渡れば上野原駅は目と鼻の先です。
駅ではテキパキとパッキングを済ませ、大した待ち時間もなく東京行きの快速電車に乗ることができました。
今日のコースは「秘蔵版MTBツーリングブック」に掲載されていたものですが、厳道峠近くからの富士山の眺めといい、乗車率の高いシングルトラックといい大変良いコースでした。また、道志の山は奥多摩辺りに比べて格段にハイカーも少なく、冬枯れの季節に山サイを楽しむには最適の地域だと思いました。ただ起伏の多い山域だけにコース設定は少々難しそうですが・・・。
※ 今日のルート図です。
| 固定リンク
「MTBツーリング」カテゴリの記事
- 「剣ヶ峰・浅間山MTBツーリング」(2013.05.03)
- 「剣ヶ峰・権現山MTBツーリング」(2013.01.12)
- 「剣が峰・権現山MTBツーリング」(2011.12.23)
- 「厳道峠・ムギチロ・綱子峠MTBツーリング」(2011.11.23)
- 「権現山(山梨)MTBツーリング」(2011.11.03)
「道志」カテゴリの記事
- 「山梨・倉見山で富士の大観に出会う」(2011.12.28)
- 「厳道峠・ムギチロ・綱子峠MTBツーリング」(2011.11.23)
- 道志山塊「菊花山・御前山・神楽山」を歩く(2010.12.23)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント