「山梨・倉見山で富士の大観に出会う」
本年最後の山歩きに山梨県道志山塊?(秋山川や道志川沿いの正真正銘の「道志山塊」と違って富士急行線沿線のこの山域は何と整理して良いのか悩ましいところです・・・。)の『倉見山』に出かけてきました。
2番電車で出発し、大月駅で富士急行に乗り換えです。下車駅は「東桂」。なかなかの運賃でした。
東桂駅のホームで身支度をしていると、ちょっとレトロな上り電車が入線して来ました。
駅舎を出てパチリ。ここは有人駅でした。
倉見山への案内は途中のバス停で初めて発見しました。天気予報は晴れだったのですが、空には薄雲が広がり、どうにもスカッとしません。
登山道に取り付くと、のっけから結構な登りです。要所要所には道標があり迷うことはまずないと思います。
だいぶ高度を稼ぎました。
送電鉄塔の下に到着するとこんな案内板が出ていました。
送電鉄塔には「西群馬幹線」の表示が・・・群馬までつながっているのでしょうか。
送電鉄塔を過ぎると道は緩やかになります。
こんな「山神様」祀られていました。
朝日も射し込んで好ましい尾根道が続きます。
倉見集落への分岐を分け、
二重山稜状の尾根道を進みます。
前方に見えてきたのは倉見山でしょうか・・・。
真新しい道標で三つ峠駅への道を分け、ひと頑張りすると倉見山頂に到着です。すっきりしない天気から半ば富士山の眺望はあきらめかけていたのですが・・・。
まさに眼前に「富士の大観」が広がっていました。
ズームで捉えると実に素晴らしい。
北側には三つ峠が見えています。そこそこ迫力のある山容なのですが日本一の山の前では勝負になりません。
いつまでも見ていたくなる味わい深い姿です。
こちらは南側の眺望です。杓子山でしょうか。
こちらはおそらく御正体山?。
空腹ではあったのですが、時間的にまだ昼食には早いので南峰まで行ってみることにします。
こちらも筆舌に尽くし難い眺望です。
南峰にはベンチがあって、迷わず早めの昼食にしました。朝3時半に起きたので流石に空腹感に見舞われ始めていました。
30倍ズームでアップしてみました。
南峰から北に続く尾根にはさらにベンチが2基置かれていました。
カップラーメンとおにぎりの昼食を済ませて出発します。程なく「見晴台」に到着しました。南アルプス南部の山々が見えています。
富士吉田の町を見下ろすような富士山の姿が素晴らしい。
悪沢岳・・・。
赤石岳・・・。
聖岳・・・。
寿駅への分岐です。向原峠へのルートは一部危険とのネット情報もあったので、ここから堂尾山展望台を経由して下ることにしました。
ずっと富士山と一緒の下りで、陽射しも徐々に強まってきてポカポカと気分良く歩いていきます。
いやいや絶景です。
途中明るく開けたこんな伐採地を通ります。
カメラを通して見ると、すぐそこに聳えているような気になります。
尾堂山展望台ではコーヒータイムとしました。
コーヒーを味わった後、若干の登り返しを終えると、こんな祠のある展望台に到着しました。
本日最後の絶景です。
ここからの下りルートは、笹薮に覆われている箇所もあってルートミスかと不安に駆られる場面もありましたが、無事に下界に降り立つことができました。
寿駅への途中、三つ峠を見上げます。
めでたい駅名の「寿駅」に到着です。
高校時代三つ峠に行った際、この駅は「暮地駅」という名称だったような気がしていたのですが、やはりそうでした。
駅のホームからも見える富士山。本日の見納めです。
寿駅は無人駅のため車内で車掌さんから切符を購入しました。
「倉見山」は富士の展望台として近年注目されているそうです。「杓子山」に行くか「倉見山」に行くか、最後まで悩ましかったのですが「倉見山」に行ってよかった。文句なしの第一級富士展望台でした。
本年最後に相応しい中身の濃い山歩きとなりました。
※ 本日のルート図と高低図です。東桂駅でGPSをオンし忘れたので登山口からの記録となっていますのであしからず。
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