「奥日光(赤沼~小田代ヶ原~湯滝)スノーシューイング」
昨日の天気予報では、関東地方は南岸低気圧の影響で未明から大雪との予報でした。少々悩ましくもあったのですが、平日に出掛けられるのは滅多にないチャンスなので、奥日光で新雪のスノーシューイングを楽しんできました。
浅草駅6:20発の快速電車で出発です。
乗車券は「まるごと日光 東武フリーパス」を購入しました。往復の電車とバス代込みで4,030円と大変リーズナブルです。有効期間が四日間もあるので日帰りでの利用はちょっともったいないような気もします。
東武日光に到着しました。駅前では駅員さんが雪かき作業に余念がありません。
東武バスに乗り換えて赤沼で下車します。バスの乗客は少なく赤沼で下車したのは私一人でした。、中禅寺湖畔でスノーシューを持った地元の方と思われる男性が乗ってきましたが、湯元まで行かれたのでしょうか・・。ここには公衆トイレと(使用可能です。)四阿があって身支度するには格好の場所となっています。こんな掲示↓がしてあります。
赤沼茶屋は営業していません。
さて出発します。10時を回ってしまいました。流石に降雪中だけあって明瞭なトレースはなく、新雪の感触が充分に味わえます。
こんな橋を渡りましたが、橋にも踏跡は付いていませんでした。
赤沼の掲示板にあった「ピンクリボン」です。要所要所にこれがあったので大変助かりました。もう少し吹雪いていたりしたら、ルートファインディングに苦労したかもしれません。
竜頭の滝方面の分岐です。夏道の分岐には必ずこの立派な指導標が立っています。
戦場ヶ原展望台に寄り道しましたが当然のことながら眺望はまったく得られませんでした。
小腹が空いてきたので小休止とします。
ワッフルとテルモスに入れてきたドリップコーヒーです。
ノントレースなのでスノーシューを履いてもくるぶしから足首くらいまでは潜る感じです。若干コースを外すとずっぽりと膝くらいまではまってしまいます。
モノトーンの静寂な世界が広がります。
防鹿柵のゲートを通過します。熊の出没を知らせる掲示が出ています。昨年晩秋のことのようですが、流石に今は冬眠しているのではないでしょうか。
湯滝への道を分けます。距離は短くなってしまいますが、こっちを通っても良かったのかもしれません。
小田代ヶ原の一部ですが、相変わらず雪が降り続いていて遠望はききません。
出発時の気温が-3℃で、この時期の奥日光としては結構高めのせいかジャケットに付いた雪は溶けてしまいます。
本日二つ目のゲート。ここを過ぎれば林道も近いはずです。
林道に出たところに立派な案内板が立っていました。
林道は轍がついているものの新雪が積もっています。最近の戦場ヶ原関連のブログを見ていると、雪がしまっていて「スノーシューがなくても大丈夫」というものが多かったのですが、今日は間違いなく「必携」という感じです。
スノーシューが単調な林道歩きに変化をもたらしてくれます。
小田代ヶ原はこんな感じです。天気のいい時に再訪しなければ・・・。
新雪に私の残したトレースがついています。
公衆トイレのある四阿でスノーシューを外して小休止です。 降雪時には屋根のある施設は大変有り難い。ここで湿雪で濡れしまったジャケットとオーバーグローブからレインウェアーのジャケットとレイングローブに換装?してみました。
新たな身支度で出発します。50メートルほどのところにゲートかがあり小田代ヶ原への入口となっているのですが、木道が不安定になっているということで通行止めになっていて、林道を迂回するように指示が出ています。下の二枚の写真はゲートの中から撮ったものですが、この後再びゲートを通って林道に戻り、弓張峠を目指しました。
林道が左に大きくカーブするところが弓張峠で小田代ヶ原への入口がありました。
林間にはほとんどトレースがなく「ピンクリボン」とGPSと地形図が頼りです。
小田代ヶ原の西側を進んでいくと再び防鹿柵とゲートに出会います。
泉門池に向けて相変わらずモノトーンの静寂な世界の中を進んでいきます。
こんなポールも立っていてコースを指示してくれています。
振り返るとこんな感じです。スノーシューでの新雪歩きを堪能できました。
間もなく泉門池です。
太陽がうっすらと見えます。ちょっと雪も小降りになってきたようです。
泉門池に到着しました。晴れていれば池の向こうに男体山が見えるのでしょうけど・・・。
ベンチを見ると若干除雪されています。どなたか別のコースから来られたようです。バスでお会いした方でしょうか・・・。
コーヒーとパンで腹ごしらえした後出発したのですが、午後になって気温が上がったのか雪が随分と重くなって少々足にきているようです。またまた休憩を入れました。泉門池からは比較的明瞭なトレースが付いています。
湯滝まで500メートルの案内に元気づけられます。
湯滝に近づくと木橋が現れます。
勉強不足で名前はわかりませんが、こんな立派な木がありました。
湯滝直前の木橋から湯川の清流を眺めます。
湯滝到着です。この展望テラスに上がる階段をスノーシューのまま上るのに少々骨が折れました。それにしてもこのスケールは素晴らしい。
落ち口を見上げます。
湯滝のレストハウスはお休みでした。今日一番きつかったのはレストハウスからバス停までの除雪されていない車道歩きでした。重い雪が疲れた足に応えました。
それでも無事にバス停到着です。1時台のバスは行ったばかりでしたので待ち時間が50分弱ありましたが、装備品の整理をして時間調整します。ただ流石にちょっと体が冷えたかもしれません。
今日のお供は、1月の「長七郎山」につづいて「ゴロー」です。時間調整後2時20分のバスに乗り込んで、雪の中のスノーシューの旅も無事にエンドです。
帰りは1,300円を支払って「スペーシア」でビールで祝杯して帰京しました。
スノーシューは今日で3回目ですが、過去3回の中で最もスノーシュー本来の性能が発揮できたのではないかと思われます。また、さすがに悪天候の平日ということもあり、赤沼から湯滝まで誰にも会うことなく静寂の世界を堪能しました。次回は是非晴天を狙って再訪したいと・・・。
※ 今日のコース図です。
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