「谷川岳にスノーシューで登る」
今日は春爛漫の「谷川岳トマノ耳」に登ってきました。
上野から新幹線で上毛高原駅に向かいます。
駅では地元水上の山岳ガイドKさんと合流します。そうです、本日は谷川岳のスノーシューガイドをお願いしたのです。てっきり他にもお客さんがいるのだと思いきや、私一人の貸し切りでした。
Kさんの車にザックとスノーシューを積み込んで一路谷川岳ロープウェーを目指します。
ロープウェー山麓駅でKさんが登山届を提出しました。私はトイレを済ませて準備万端でゴンドラに乗り込みます。
天神平に到着すると多くの登山者が出発準備しています。我々もスノーシューを装着して天神尾根を目指して出発します。
のっけから急登となりますが、飛び出した尾根からは谷川岳の勇姿が望めました。
昨日は真冬の寒さでこの稜線も吹雪いていたそうですが、今日は絶好のスノーシュー日和です。
何とも迫力のある表情を見せてくれています。
雲もだいぶ取れてきた感じです。
浅間山が見えています。
遠くに見えているのが武尊山ですが、ちょっと雲に隠れてしまっています。
西黒尾根の向こうは新潟県側から雲が流れてきているようです。
ザンゲ岩から歩いてきた尾根を振り返ります。温度が高いのか太平洋側は遠景がやや霞んでいます。
オジカ沢の頭でしょうか・・・。
山頂を目指す登山者が蟻のように見えます。ほとんど雲が取れてきました。
スノーシューのヒールリフターに助けられ割と楽に急登をこなしていきます。
登山者の他にスキーヤー、スノーボーダーも山頂を目指していきます。
振り返ると登ってくる登山者が続いています。
万太郎山方面の国境稜線です。冬は無理としても、いつかは縦走してみたいものです。
肩の小屋です。
肩の広場に到着しました。すっかり晴れ上がってきました。
一息でトマノ耳に到着しました。「初めての谷川岳でこんな天気に恵まれるなんて運がいいですよ・・・」とKさんに言われました。
オキノ耳を目指す登山者も結構います。Kさん曰くオキノ耳は眺望がいまひとつなんだそうです。雪庇がだいぶ発達しています。
国境稜線の向こうには浅間山と苗場山方面が見えています。
浅間山は先日黒斑山から見た時よりも白さを増しているような気がします。数日前の爆弾低気圧の影響でしょうか・・・。
我々は肩の小屋まで戻り昼食休憩としました。といってもテルモスの紅茶とどら焼きといった簡単なものです。
補給の後は往路を戻るだけです。空が青さを増してきたようで風も穏やかなので熱いくらいです。私はアンダーウェアーにソフトシェルでしたが、それでも汗ばみました。
武尊山の雲もすっかり取れて、その左には笠ヶ岳から至仏山が見えています。
天神ザンゲ岩で一服します。
熊穴沢避難小屋まで降りてきました。避難小屋は完全に雪に埋もれています。
その後もKさんから適切なアドバイスをいただきながら順調にロープウェーの駅舎を見下ろす地点まで戻ってきました。ここからの眺望も素晴らしい。
白毛門です。高校生の時に冬山訓練で登ったことが懐かしく思い出されます。
真っ白なのが至仏山です。その右の笠の形をしているのが笠ヶ岳です。
もう一度谷川岳の勇姿を目に焼き付ておきます。
歩いてきたルートを振り返ります。
この後急斜面をスノーシューで降り、途中でツボ足に変更して無事にロープウェー山頂駅に戻り今日の行程を終えました。
下山はKさんの指示で二度ほどスノーシューの脱着を行い、一部ツボ足で歩きました。
今日は本当に穏やかな天気でしたが、当然のことながらひとたび吹雪けばまだまだ冬に逆戻りのシーズンです。そういう意味からも大変運が良かったと思います。
的確なガイドをしてくれたKさんと山の神様に感謝感謝です。
※ 今日のコース図です。
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