「霧ケ峰を歩く」
本日はウィークデーではありますが、長野県下の「霧ケ峰」を歩いてきました。
梅雨前線の影響で天気はいまひとつの予報でしたが、午前中勝負であれば雨の確率も低いと判断して、上諏訪駅から霧ケ峰インターチェンジまでタクシーを奮発(4800円)しました(バスの始発は9時50分までないんです。)。
インターチェンジは濃霧で「視界悪し」です。タクシーの運転手さんに車山への登山道入り口を教えてもらい助かりました。
例年6月中旬がレンゲつつじの見ごろなんだそうですが、今年はまだこんな感じです。
濃い霧で何にも見えませんが、すぐ近くをビーナスラインが走っています。
指導標はこんな感じで、あまり整備されていません。もっとも晴れていればビーナスラインと平行して歩くことになるので、必要ないのかもしれません。
コロボックルヒッュテです。一度泊まってみたいものです。
少し霧が晴れてビーナスラインが見えました。時折大型バスが通ります。
車山山頂に到着です。ここまで半袖で歩いてきましたが、動いていないと流石に寒い・・・。ウィンドブレーカーを羽織ります。
二等三角点標柱です。
気象観測所のレーダーがあります。
車山神社に参拝しました。
タンポポの仲間でしょうか・・・。
山頂では写真を撮っただけで休まずに蝶々深山へ向かいます。山頂直下にはリフトの駅舎がありました。運行していますが人影はありません。長靴を履いた自然保護関係のスタッフと思しき方にお会いしただけでした。
急な階段道を下っていくと車山乗越に到着です。
緩やかな登りの後、蝶々深山に到着です。相変わらず濃い霧で何も見えません。
ここも素通りして物見岩を目指します。
物見岩に到着です。ここでゼリーを飲んで栄養補給しました。
岩にできた水溜りの回りに美しいコケが張り付いています。
カラマツの新芽でしょうか・・・。
印象深い白樺の木がありました。
車山で前述のお一人にお会いした後は、年配のご夫婦を一組追い越しただけです。時折鹿の鳴き声のする霧の中を歩いていると、少々寂しい気分になります。
鹿よけのゲートがありました。高山植物をニホンジカから守るために設置しているとのことです。
八島ヶ原湿原に出ました。晴れていれば絶景なのかもしれませんが、これはこれで風情があります。
歩きやすい木道を辿っていきます。
近くに駐車場があるせいか何人かのハイカーに行き会いました。折りたたみ傘を出しましたが、雨が降っているわけではなく、たっぷりと水気を帯びた樹の下を通るときの水滴よけで使います。
こんな不思議な木が・・・。
りんごの花のような白い花ですが・・・。また調べないと・・・。(調査の結果「ズミ」のようです。)
湿原を離れて沢渡へ向けて林道を歩いていきます。
御射山遺跡に到着です。
中世にこのあたりで武芸の競技会が開かれていたとは・・・。
花が開くには、まだしばらくかかりそうです。
標高が高いだけあって、まだまだ新緑が美しい。
ちょっといい雰囲気ですよね・・・。
沢渡からインターチェンジへと続く登山道の前半はあまり歩かれていないようです。途中苔むした場所があり、こんな美しい緑が・・・。
遊歩道に出ると、とたんに道が立派になりました。
ちょっとピンボケです。キンポウゲでしょうか?。
ところどころに置き忘れのような大岩がありますが、溶岩なんだそうです。車山も火山だったんですね・・・。
蕨のようなシダのような・・・。
いやあ自然の芸術ですね・・・。
インターチェンジからこの自然研究路を100分で一周できるそうです。天気のいいときに細君と来てみたいものです。
最後の休憩です。インターチェンジまで100m程度なのですが、カッコーとウグイスの鳴き声が高原にこだましています。
今朝の出発点に戻りました。今朝は「車山肩」方面に進みました。
案内板には大変わかりやすいルートマップが表示されています。
しめくくりに「自然保護センター」に立ち寄りました。ドライブインで土産を買って1時過ぎの上諏訪行きのバスに乗り込みました。
今回は終日霧に包まれた静かな山歩きとなりました。花の季節には少々早かったようです。
晴天を狙って再訪したいと思います。
※ 今日のコース図です。
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