「北ア・燕岳に登る」
昨夜の「毎日アルペン号」で中房温泉に向かい、今朝早くから北アルプスの「燕岳」に登ってきました。
ここのところ山頂からの眺望に恵まれない山行が続いていましたが、本日は快晴に恵まれ最高の展望を満喫してきました。
毎日アルペン号は前日に電話予約しましたが、運良く座席を確保できました。
当日新宿から無事乗り込みます。バスは乗り換えなしのため小型バスでしたが足元にも十分余裕があって大変快適でした。
中房温泉には予定どうりに到着です。比較的よく眠れました。
一応14:15分のバスを目途に下山するつもりです。
標高差約1300mの登りです。
のっけから結構な急登となりますが、ところどころこんなカットが眺められます。今月号のヤマケイの「日本の名急登100」にも登場している合戦尾根だけのことはあります。
第一ベンチ通過です。
ヒメシャジンですかね?
第二、第三ベンチも通過します。
富士見ベンチも通過・・・。
長野県側は雲海が広がっています。
大天井岳が姿を表しました。トラバースする登山道が見えています。
アキノキリンソウでしょうか?
合戦小屋までは結構きつかった・・・。
昨夜は燕山荘で泊まったと思われる方々が早くも下山していきます。
気持ちの上では「やっとこさ」合戦小屋に到着です・・・。ただタイムは上々でした。ここで昨晩朝食用に調達したいなり寿司で腹ごしらえしました。
ハクサンボウフウですかね・・・。怪しい・・・。
小さなひまわり「ウサギギク」。
いやあ見えました槍の頭が・・・。
上の写真はズームしてますが、実際にはこんな感じです。
燕岳を指す道標の右下に槍の穂先が見えています。
安曇野方面は一面雲海です・・・。
私は槍ヶ岳に登ったことはないのですが、この風景を目にすれば誰しも登高意欲を掻き立てられるのではないでしようか・・・。
燕山荘に近づいたところに一箇所だけこんな鎖場がありますが危険はありません。
山小屋というには立派すぎる建物です。
標高2600m地点に到達しました。
遠く後立山から白馬方面が望めます。
テガタチドリでしょうか・・・。(ハクサンチドリかも・・・。)
トリカブトです。
調査中です。
ウラジロタデでしょうか?
ハクサンフウロです。
ミヤマキンポウゲの群落です。
トリカブトです。
山荘直下の登山道脇はお花畑となっていてすっかり楽しませてもらいました。稜線に出ると大展望が待っていました。
本日の目的地である燕岳もこのとおりです。
燕岳まではちょうど1kmなんですね・・・。
ちょっと時期遅れの感じが否めませんが、コマクサです。
槍ヶ岳のこの景観は見飽きることがありません。
コマクサの群落です。
有名?なイルカ岩と槍ヶ岳のコラボです。
ハクサンフウロとハクサンボウフウ。
クルマユリ・・・。
ウサギギク。
燕岳への道中から燕山荘を振り返ります。一旦下ってまた上りになっているのがわかります。
パノラマも見事です。
花崗岩を着飾った美しい容姿です。
前穂から槍までも美しい。
コマクサは高山植物の女王と呼ばれているそうです。
山頂下にはこんな登りも待っています。傾斜は写真で見るより緩やかです。
山頂に到着しました。
信じられないことに誰もいません。貸切です。
北方には剱岳と立山の勇姿が・・・。
常念から後立山方面までぐるっとパノラマ撮影してみました。
後立方面からやや望遠で・・・。
剣、立山。
三ッ岳。
野口五郎岳。
鷲羽岳、ワリモ岳。
双六岳。
笠ヶ岳。
槍ヶ岳。
奥穂高、吊り尾根、前穂高。
大天井岳。
常念岳。
富士山。
八ヶ岳。
南アルプス。
ひとしきり眺望を楽しんでからカップラーメンで腹ごしらえしました。今日は何故か、ややシャリバテ気味のような気がします。
早めの食事を終えて山頂に別れを告げて燕山荘を目指します。
チシマギキョウですね。
北燕岳への分岐を分けます。
今日のような晴天はそうそうないのでは・・・と思いたくなってしまいます。幸運に感謝ですね。
めがね岩です。
花崗岩と砂礫とハイマツが絶妙のコントラストですね。
コマクサ再登場です。
山頂目指す登山者。
近いうち(今年は無理です。)にぜひ登ってみたい槍ヶ岳。
槍ヶ岳二題?。
砂礫の斜面にはコマクサが群生しています。
女学校の校章がコマクサの図案であるのが亡くなった母の自慢だったのを思い出します。
男性的な槍ヶ岳と女性的なコマクサ・・・対照的です。
稜線漫歩の後、燕山荘に到着です。
今日の晴天への感謝と無事の下山を祈念しつつ乾杯です。
燕山荘では記念に山バッチを購入しました。
離れられなくなってしまいそうなロケーションです。
見下ろす谷間には雪渓が残ります。
さあ下山開始です。ハクサンフウロにもさようなら・・・。
長野県側はまだまだ雲海に覆われています。
槍ヶ岳も見納めです。
それにしても最高の天気です。
雲上のハイウェーですね。
ウサギギク。
大天井岳も見納めです。
合戦小屋名物のスイカで水分補給しました。
甘いスイカでした。
十分に水分補給した後中房温泉目指して最後の下りです。
ギンリョウソウ発見です。
カメラのレンズに水滴が付いてしまいやや見づらくなってしまっています。
日光男体山で痛めた右足首はまだ痛みますが、前回の至仏山よりは楽に下れました。登山口の湯原の湯に到着です。休憩込みで出発から帰着まで6時間半強でした。おかけで当初予定のバスまでには充分すぎるほど時間的余裕がありました。
温泉に浸かって汗を流して、山菜蕎麦とビールで今山行の締めくくりとしました。
「中房温泉」の山バッジも購入しました。
今回の山行は前日に急遽決定したのですが、アプローチのバスも順調かつ快適、そしてなんと言っても燕岳からの大展望を堪能できた素晴らしいものでした。
また山頂から多くの北アの名峰が指差せ、大いに登高意欲を駆り立てられました。
なかなか思うようには出かけられませんが、少しづつあちこちに足跡を残していきたいと思います。
※ コース図と高低図です。
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