「両神山に登る」
本日は日本百名山でもある「両神山」に登ってきました。
天気はほぼ快晴でしたが、日本海側の天気があまり良くなかったせいか遠望が利かないところもあり眺望は80点というところでした。
両神山の白井差新道を登路に選択しました。この登山道は登山口にお住いのある山中氏の私有地ということで、入山料千円が必要となります。
登山口には7時前に到着して山中氏からルートマップを受け取り、簡単なレクチャーを受けます。
私の車は軽自動車なので、平素通行ができない林道の終点まで車を乗り入れさせてもらいました。
身支度をして出発します。最初は沢沿いの緩傾斜の道を進みますが、5分ほどで昇竜の滝という落差20mほどの滝を右下に見下ろします。
そこからやや傾斜も強まります。
こんな神社がありました。
標高が上がるにつれて紅葉が見られるようになってきます。
黄葉の中にあってアカが目立ちます。
やがて九十九折の急な登りとなります。
先行パーティーを二組ほど追い越します。
朝日に照らされる紅葉は素晴らしい。
こんな道標が要所要所にあります。
熊笹との組み合わせもいいですね…。
のぞき岩の岩壁に紅葉が映えています。
春の新緑や新雪の冬山も素晴らしいですが、秋の山も私は大好きです。
やや溜息ですね…。
九十九折はかなり長時間続いた印象で結構絞られました。
この辺りは大変好ましい雰囲気でした。
パッチワークの落ち葉たち・・・。
黄金色の輝きです。
ようやく稜線に到着です。尾根の反対側に下る登山道(作業道)は、転落事故があったということでロープで閉鎖されていました。
登ってきたルートを振り返ります。
少々尾根伝いに進むと清滝小屋からの登山道と合流します。ロープが張ってあるのは白井差新道の入り口で、入山許可を得ていない登山者を規制するためのものです。
山頂直下にはわずかな距離ですが、鎖場があります。
鎖場を越えると両神山山頂に到着しました。抜けるような青空です。山頂は狭くゆっくり休憩するにはあまり向いていない感じです。
百名山の標柱隣には首の落ちてしまったお地蔵様が立っています。
甲武信岳方面です。甲武信岳には10代から20代にかけて3回登っています。懐かしい。
パノラマも撮ってみました。
八丁峠方面へと続く岩尾根の紅葉も素晴らしい。一度は八丁峠からの鎖場連続コースも歩いてみたいと思います。
山頂からの眺望はブッシュ等に阻まれてスッキリ360度というわけにはいきません。
岩峰をズームで狙ってみました。
再び奥秩父主脈方面です。
こちらは南八ヶ岳です。
山頂には方位盤が設置されています。
色とりどり紅葉が楽しめました。
岩尾根と紅葉が続きます。
南八ヶ岳から蓼科山まで八ヶ岳の全景が望めます。
7時20分に駐車場を出て山頂までは2時間かかりませんでした。昼食にはまだ早いのでチョコレートをほおばって一息入れたのち下山開始です。
下山開始直後に振り返る山頂方面です。
再び紅葉の登山道に入り、しばらく山腹をトラバースした後、ひたすら九十九折を降りていきます。続々と登山者が登ってきます。
どこか休憩適所で食事を・・・と思いながら下り続けます。
美しい葉が枝にひっかかっていました。
のぞき岩の岩壁も見納めです。
高度を下げてくると紅葉がまだまだという感じになってきました。
沢を渡る地点まで降りてきてしまったので、結局休憩なしで駐車場所までこのまま下ることとしました。
駐車スペースに到着です。
まだ10時20分前です。結局駐車場所を出発して戻ってくるまで3時間弱でした。
今回は本来「上州武尊山」に行く予定をしていました。ただ、週末にかけて気温が下がるという予報だったので、目的地を少々標高を下げた「両神山」に変更しました。
ルートは地権者の管理する登山道ということで当初戸惑いもありましたが、事前に電話で予約した際の応対も大変丁寧でした。実際お会いした山中氏もいかにも山男という方でポイントを押さえたルート説明にも納得でした。
帰りに入山料を支払うためにお宅に立ち寄ると記念の山バッジまでいただけました。
帰路は「両神温泉・薬師の湯」に立ち寄ろうと思っていたのですが、ここは道の駅と併設の施設のためか地元ナンバーの車で駐車場はあふれていました。
そこで、ナビで付近の温泉を検索して「赤谷温泉 小鹿荘」に転進しました。結果として貸切の内湯と露天風呂を満喫しました。
両神山は高校生の時に清滝小屋一泊で何度か計画した記憶がありますが、結局実現しませんでした。今回天候にも恵まれ、美しい紅葉を楽しめ、初めての両神山を堪能できました。
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