« 2012年11月 | トップページ | 2013年1月 »

2012年12月の3件の記事

2012年12月31日 (月)

「スノーシューの道具達」

年末の話題としてはいささか唐突感が否めませんが、スノーシューの道具を紹介してみたいと思います。

まずは、スノーシュー本体です。今年の春に谷川岳に出掛ける前に新調したフランス製の「TSL325」というモデルです。いかにもフランス製らしいヨーロッパアルプスを彷彿とさせるデザインです。

309
ひょうたん形のフレームが特徴です。
山岳用には必須のヒールリフターが装備されています。

310
また、前爪の他に6本のスパイクが装備されていてなかなか使い勝手に優れています。

311
オプションのアイゼンも購入して谷川岳で使ってみましたが、雪が団子になりやすく、クラスとした斜面では効果があると思われますが、通常使いでは標準装備のスパイクで十分なようです。

312

購入してからまだ2回しか実戦に投入していないので、使い勝手の善し悪しは、これから見えてくるのかもしれません・・・。

続いてストックです。これも今年の初めに新調しました。ブラックダイヤモンドのモデルです。ストッパーが回転式と違ってレバーで固定するタイプなので長さの調整が容易です。

317
今年の秋に平標山に行った際に転倒してストックが体の下敷きになってしまい、片方のポールを折ってしまいました。
購入店にお願いしてメーカーに修理発注したところ千円少々で復活させることができました。
そのため先端部分のポールの色が左右で異なります。

318
グリップが長くなっているので、短く持ち替えることも容易です。オールシーズン活躍してくれそうです。

319
最後はブーツです。これは昨年暮れにネットで半額で購入しました。
完全防水で防寒インシュレーションが施されています。メーカーはノースフェースです。

313
今年1月の奥日光、4月の谷川岳、そして先日の雨呼山で履きました。

315
フラットなコースでの使い心地は最高です。ただ、谷川岳で使った際は、下りで弱点が露呈しました。つま先部分と足首部分のしまり具合が甘く、急な下りでは、ブーツの中で足が前にずれてしまうという点です。この手のブーツはそもそも山岳地帯での使用は想定していないと思われるので、やむを得ない・・・そんな時はやはり登山靴を履くのが正解です。
ただ、急な登降のないコースには最適と思われます。

以上三点スノーシューの道具達を紹介しました。新年も可能な限り彼らの出番を作ってやりたいと思っています。

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年12月28日 (金)

「雨呼山スノーシューイング」

本日は群馬県みなかみ町藤原地区に所在する「雨呼山(あまよびやま)」にスノーシューイングに行ってきました。

地元みなかみ町のH社にガイドをお願いしました。平日ということもあって貸しきりでした。
低気圧が近づく中天気もなんとか持ちこたえ、意外に遠望の利く楽しいツアーとなりました。

出発は寺山峠の駐車場になります。上越国境の尾根がよく見えています。

Pc280002
積雪も十分で快適なスノーシューハイキングが楽しめます。

Pc280005
ガイドのMさんから森を構成する樹や鳥の名前、そして雪に付いた足あとから、その主を予想したりと様々なレクチャーを受けながら、ソロの時とはかなり趣の異なるトレッキングを楽しみます。

Pc280010
山頂への最後の登りは鎖の下がる岩場ですが、ここは尾根北面をトラバースして山頂の西側の肩に出てそこから登ります。

Pc280013
山頂からは藤原地区が手に取るように眺められ、991メートルの里山としてはなかなかの名山ではないかと思いました。

藤原地区は利根川沿いの集落ですが、山に囲まれた地域で雨が降らないと地元の人々がこの山に登って雨乞いをしたことから「雨呼山」と名付けられたということです。

奥に見えるのは武尊山です。

Pc280014
山頂を後に風神岩、雷神岩を巡ります。こちらは雷神岩ですが、なかなかの絶景が足下に広がっています。

317
山頂、風神岩、雷神岩の中心点に「石舞台」があります。この岩の上で雨乞いをしたそうです。

Pc280017
その後昼食となりました。Mさんが手早く暖かいうどんを作ってくれます。私はその間スノースコップで「腰掛け」を制作?しました。

320
食後はMさんが良く行くカモシカの寝床&餌場に寄ります。

322
すると真新しいカモシカの足跡があり、彼?が餌を求めて掘り起こした土が露出しています。Mさん曰く「もう少し早ければ遭遇できたかもしれませんね」・・・・。

Pc280024_2
その後は尾根の北側斜面をトラバースして下山に向かいました。途中立派なぶなの樹と一緒の記念撮影です。

Pc280028
下山してきました。10時半頃出発して2時過ぎの帰着でした。

Pc280029
雨呼山は本当に小さな山で国土地理院の地形図にも名前は出ていないものの急峻な岩場と豊かな森を擁するピリッとした味わいの山でした。

Mさんは自然のみならず歴史に関しても博学で色々と勉強させてもらいました。
次回は一の倉沢のツアーに参加してみたいと思っています。
 

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年12月 2日 (日)

「雪の奥久慈・男体山に登る」

昨日は、息子を相棒に「奥久慈・男体山」に登ってきました。
北関東は日本海側から寒気が流れ込んだせいか、今年一番の冷え込みで、男体山中腹の大円地越に達する少々前から雪が降り出し、予期せぬ雪中登山となりました。

車は、西金駅前の駐車場に停めました。当初の計画では、男体山から袋田の滝まで縦走し、袋田駅から西金駅まで水郡線で戻り、車を回収するというものだったので・・・。

西金前には立派な案内板があります。また、駅舎にはハイキングコースの詳細を記載したリーフレットが備えてありました。

Dscf9523
この日は、水郡線をSLが走るということで、駅周辺にも地元の人を中心に人が集まっています。
10分少々で大子方面から蒸気機関車の汽笛が聞こえ、ディーゼル機関車を先頭に列車がやってきました。最後尾にC11が連結されています。
私自身走っているSLを見るのは何年ぶりでしょうか・・・。
感動モノでした。

SL見物を終えてから舗装路で登山口の大円地を目指します。

Dscf9525
10分少々で湯沢温泉に到着です。今は休業している模様です。

Dscf9526
しばらく歩いていくと奥久慈の岩稜帯か見えてきます。
紅葉もまだまだ見栄えがして、すっきり晴れていればなぁ・・・と思います。

Dscf9527
道すがら紅葉見物も楽しめます。

Dscf9528
Dscf9529
この岩稜帯もいつかは縦走してみたいところです。

Dscf9530
古分屋敷に到着です。

Dscf9532
今年5月に一度来ているので、登山口は間違えません・・・。

Dscf9533
男体山山頂が望めます。

Dscf9535
櫛ヶ峰の岩峰でしょうか・・・・。

Dscf9537
登山口通過です・・・・。

Dscf9538
右手は茶畑でしょうか・・・。

Dscf9539
紅葉の脱色版でしょうか・・・。

Dscf9543

登山道はしばらく九十九折に高度を上げていきます。

Dscf9545
足元にも秋が広がっています。

Dscf9546
大円地越に近づくと雪が降ってきました。
大円地越のテーブルもうっすら雪化粧・・・。しかし、めちゃくちゃ寒い・・・。

Dscf9547
あまりの寒さに休憩もそこそこに山頂を目指して出発です。

Dscf9548
登山道もうっすら雪化粧してきました。

Dscf9549
こんな天候になってしまいましたが、下山してくる登山者には結構すれ違います。

Dscf9550
持方への分岐です。入り口は十分に刈り払いがされています。

Dscf9552
山頂に到着しました。横殴りの風で写真だけ撮って退散します。

Dscf9553
Dscf9555
健脚コースが主稜線に突き上げるところにある四阿で休憩しようと思いましたが、既に先客で満員となっていたので、ここも通過しました。

Dscf9556
袋田方面への縦走路をしばらく進むと男体神社への分岐に到着します。袋田の滝までの縦走計画は、折からの降雪であっけなく断念しました。
ここから尾根を外れて急な下りを男体神社目指して降りていきます。

Dscf9559
あたりは真っ白になりつつあります。

Dscf9560
枯葉の上にうっすらと雪が積もりやたらに滑りやすくなっています。急なトラバースも数か所あって、気を使います。

Dscf9561
赤い紅葉に雪が映えます。

Dscf9562
緩急を繰り返した下りもあと少し・・・・。

Dscf9563
男体神社入り口に到着しました。

Dscf9565
神社に参拝しました。ザックに積もった雪に着目です。

Dscf9566
Dscf9567
墨絵のような風景です・・・。ただ、紅葉がアクセントになっています。

Dscf9568
神社への林道と奥久慈スーパー林道の合流点です。

Dscf9569
古分屋敷までスーパー林道を歩きます。
なかなか見れない風景です・・・。

Dscf9570
大円地のトイレをお借りした後は、朝来た道を駅まで戻ります。
途中の風景はそれなりに楽しめました。

Dscf9572
西金駅が近づくと再びSLの汽笛が聞こえましたが、我々が駅に到着する10分ほど前に通過していったようです。

Dscf9574

※ 昨日のコース図と高低図です。

H24121
H24121_2
今回で2度目の男体山でしたが、思わぬ降雪と低温に見舞われて難儀しました。ただ、なかなか得難いチャンスであり、紅葉と冷たい雪と、それらがミックスした情景が楽しめ、それなりに充実した山旅になりました。
袋田の滝までの縦走を断念したことと、ランチタイムをとることができなかったのが少々残念です。

水郡線沿線の山には今までほとんど登ってきませんでしたが、これから春にかけてのシーズンが適期と思われるので、また、機会をみて歩いてみたいものです。


にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年11月 | トップページ | 2013年1月 »