「雪の奥久慈・男体山に登る」

昨日は、息子を相棒に「奥久慈・男体山」に登ってきました。
北関東は日本海側から寒気が流れ込んだせいか、今年一番の冷え込みで、男体山中腹の大円地越に達する少々前から雪が降り出し、予期せぬ雪中登山となりました。

車は、西金駅前の駐車場に停めました。当初の計画では、男体山から袋田の滝まで縦走し、袋田駅から西金駅まで水郡線で戻り、車を回収するというものだったので・・・。

西金前には立派な案内板があります。また、駅舎にはハイキングコースの詳細を記載したリーフレットが備えてありました。

この日は、水郡線をSLが走るということで、駅周辺にも地元の人を中心に人が集まっています。
１０分少々で大子方面から蒸気機関車の汽笛が聞こえ、ディーゼル機関車を先頭に列車がやってきました。最後尾にC１１が連結されています。
私自身走っているSLを見るのは何年ぶりでしょうか・・・。
感動モノでした。

SL見物を終えてから舗装路で登山口の大円地を目指します。


１０分少々で湯沢温泉に到着です。今は休業している模様です。


しばらく歩いていくと奥久慈の岩稜帯か見えてきます。
紅葉もまだまだ見栄えがして、すっきり晴れていればなぁ・・・と思います。


道すがら紅葉見物も楽しめます。



この岩稜帯もいつかは縦走してみたいところです。


古分屋敷に到着です。


今年５月に一度来ているので、登山口は間違えません・・・。


男体山山頂が望めます。


櫛ヶ峰の岩峰でしょうか・・・・。


登山口通過です・・・・。


右手は茶畑でしょうか・・・。


紅葉の脱色版でしょうか・・・。

登山道はしばらく九十九折に高度を上げていきます。

足元にも秋が広がっています。


大円地越に近づくと雪が降ってきました。
大円地越のテーブルもうっすら雪化粧・・・。しかし、めちゃくちゃ寒い・・・。


あまりの寒さに休憩もそこそこに山頂を目指して出発です。


登山道もうっすら雪化粧してきました。


こんな天候になってしまいましたが、下山してくる登山者には結構すれ違います。


持方への分岐です。入り口は十分に刈り払いがされています。


山頂に到着しました。横殴りの風で写真だけ撮って退散します。



健脚コースが主稜線に突き上げるところにある四阿で休憩しようと思いましたが、既に先客で満員となっていたので、ここも通過しました。


袋田方面への縦走路をしばらく進むと男体神社への分岐に到着します。袋田の滝までの縦走計画は、折からの降雪であっけなく断念しました。
ここから尾根を外れて急な下りを男体神社目指して降りていきます。


あたりは真っ白になりつつあります。


枯葉の上にうっすらと雪が積もりやたらに滑りやすくなっています。急なトラバースも数か所あって、気を使います。


赤い紅葉に雪が映えます。


緩急を繰り返した下りもあと少し・・・・。


男体神社入り口に到着しました。


神社に参拝しました。ザックに積もった雪に着目です。



墨絵のような風景です・・・。ただ、紅葉がアクセントになっています。


神社への林道と奥久慈スーパー林道の合流点です。


古分屋敷までスーパー林道を歩きます。
なかなか見れない風景です・・・。


大円地のトイレをお借りした後は、朝来た道を駅まで戻ります。
途中の風景はそれなりに楽しめました。


西金駅が近づくと再びSLの汽笛が聞こえましたが、我々が駅に到着する１０分ほど前に通過していったようです。

※　昨日のコース図と高低図です。



今回で２度目の男体山でしたが、思わぬ降雪と低温に見舞われて難儀しました。ただ、なかなか得難いチャンスであり、紅葉と冷たい雪と、それらがミックスした情景が楽しめ、それなりに充実した山旅になりました。
袋田の滝までの縦走を断念したことと、ランチタイムをとることができなかったのが少々残念です。

水郡線沿線の山には今までほとんど登ってきませんでしたが、これから春にかけてのシーズンが適期と思われるので、また、機会をみて歩いてみたいものです。



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