「日光・雲竜渓谷を歩く」

本日は３時半起きで以前から気になっていた「日光・雲竜渓谷」に行ってきました。
昨日の馬鹿陽気で多くの氷柱が崩壊してしまったようでしたが、それでも初めて目にする景観は素晴らしいものでした。

日光ICから登山口のゲートまでは私の車(FR車スタッドレス)でも途中まで登っていけましたが、ゲート手前でアイスバーンにつかまり、後退を余儀なくされました。

タクシーもタイヤを取られてゲートまで到達できずに後退する車もあったので四駆以外は無理しない方が良いようです。

結局、瀧尾神社とゲートの中間地点にある資材置き場に邪魔にならないように停めさせていただきました。


登山口ゲートです。ここは真っ直ぐでなく左折していきます。


日当りの良いところに雪はありませんが、


日陰はつるつるのアイスバーンになっています。私はスノースパイクを着装しました。これが大変有効でした。ただ、帰りの林道歩きでも装着したところ片方６本ずつ付いていたスパイクが３本に減ってしまいました('_')。耐久性に問題があるのは価格からして致し方ないところです。


稲荷川展望台に到着です。巨大な砂防ダムが見えています。崩壊が続くこのあたりの山域は、１００年もたつと山容が変わってしまうのかもしれません。



展望台を過ぎてしばらく進むと林道が分岐しています。砂防ダムに降りていくものです。
帰路に誤ってこちらに降りてしまい、もとの林道に復帰するのに結構消耗しました。


洞門岩に到着です。ここで渓谷沿いに進むルートと林道とに分岐しますが、ここは迷わず渓谷沿いのルートを選択しました。
天気は快晴で気温はプラス３度程度あり、雪は水分を吸ってザクザクといった感じです。


沢に降りる前に10本歯のアイゼンを装着します。


ピンクのテープやリボンがコースの目印となっています。ただ、トレースは錯綜ししているところもあって行き止まりにも出くわしました。


氷柱が初見参です。


渓谷がやや狭まるところでテープに従って急な斜面を高巻くといよいよ雲竜渓谷の入り口に到着します。


この凍った階段には多くのハイカーが手こずっていました。


友不知の氷柱に近づいてきました。


素晴らしい景観です。アイスクライミング中です。



気温が高いせいか水が滴っています。崩壊しないように祈りながら通過します。


無事に通過しました。振り返るとこんな感じです。


雲竜渓谷核心部の状況です。崩壊した馬鹿でかい氷塊がたくさん転がっています。これに直撃されたら間違いなく昇天です。

多くの人々がアイスクライミングを楽しんでいます。ただ、気温が高くコンディションは今ひとつといったといったところではないでしょうか・・・。


右奥に見えているのが雲竜瀑です・・・。

なんでこんな巨大な氷柱ができるのでしょうか・・・・。自然の驚異を思い知ります。


たくさんのハイカー、クライマーで賑わっています。



雲竜瀑↓です。高巻で滝壺まで行こうと思っていたのですが、氷瀑もだいぶ痩せてしまっているようなので中止しました。


ピリッとした低温であれば氷も青さを増して、もっと素晴らしいのかもしれません。

中には若い女性も果敢に挑戦している姿がありました。下の写真はおそらく男性か・・・。



たっぷりと氷柱を堪能し帰路に向かいます。


友不知を通過します。



冷たいんだろうなぁ…。


友不知の氷壁を見渡せる特等席で大休止としました。今日はピッケルもお供していますが、雲竜瀑へ行くのをやめたので出番はほとんどありませんでした。


暖かいラーメンをいただきます。


この標高ですが、陽が当たる場所は暖かい・・・。


食後は、往路をそのまま引き返します。


階段を上った広場からは林道を辿って帰ることにします。下り一方じゃないのがミソです。


ゲートが見えてきました。長いツルツルテカテカの林道歩きもようやく終了です。


さらに林道を歩いて駐車場所に無事帰還しました。


雲竜渓谷の存在を知ったのは一昨年2月号のヤマケイでした。表紙をど迫力の氷柱の写真が飾りました。
いつかは行ってみたいと思っていたのですが、好天の予報に気をよくして本日訪ねてみた次第です。
結果は画像のとおりで、なんと言っても氷柱のスケールに圧倒されました。
次回はもっと冷え込んでいる時期を狙って再訪し、雲竜瀑も訪れたいと思っています。


帰路、日光口SAからは女峰山が立派な山容を見せていました。



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