「浅間山(前掛山)に登る」
今日は「浅間山(前掛山)」に登ってきました。相棒は、一昨年の八ヶ岳・横岳以来約2年ぶりとなるI君です。
東京西部に所在するI君の自宅に5時前に迎えに行き、一路浅間山の登山口「天狗温泉浅間山荘」を目指します。
現地には7時半過ぎに到着しましたが、山荘前の駐車場は既に満車で、一段下にある駐車場に無事バモスを停めることができました。
一段上がったところにある「天狗温泉浅間山荘」です。
鳥居をくぐって登山道に入ります。写っているのはNHK長野放送局のクルーで、何でも昨日、気象庁が「群馬、長野県境の浅間山(2568メートル)で、4月下旬から火山性地震が増加していると発表した。山頂の火口から500メートルの範囲内で、火山灰や火山ガスが突発的に噴出する可能性があるという。23日に機動観測班を派遣し、調査する。」という発表をしたということで登山者への取材に来ているとのことでした。穏やかではありませんが「警戒レベル」は「1」で変わらないということです。
登山届を提出します。
「一ノ鳥居」を通過します。この辺りは新緑に包まれなかなかの雰囲気です。
不動滝への分岐となっています。
「二ノ鳥居」です。ここから登りがきつくなります。
すぐに薪がたくさん積み上げられている場所がありました。こんな置き看板があります。I君と二本ずつ担ぎ上げることにしました。
「トウゴクミツバツツジ」が新緑の中でひときわ美しさを放っています。
カラマツの林の中を登っていきます。
右に見えているのは「牙山(ぎっぱやま)」です。
美しい白樺の木がありました。
第二外輪山を見上げます。
やや日本離れした風景と言って過言でないと思います。
間もなく「火山館」です。
「牙山」はすごい迫力です。
「火山館」に到着しました。登山口からちょうど1時間半かかりました。
運んできた二本の薪を降します。
「火山館」にも火山性地震が増加しているとの張り紙がされていました。
登山の道中の安全を「浅間神社」に祈願します。
さて、この花は・・・。「ハクサンイチゲ」ですね。
いやあ良い雰囲気の場所です。天張りたくなりますね。
トーミの頭から黒斑山への稜線です。
新緑と岩壁が良い雰囲気を醸し出しています。
草すべりを下って来る登山者が確認できます。
「草すべり」分岐に到着です。
続いて「Jバンド」の分岐に到着です。
第二外輪山を南から・・・
北へ・・・。
さらに北へ・・・。
こちらは「草津白根山」、奥に見えているのは、「苗場山」から「平標山」方面です。
浅間山の山腹をトラバース状に登って高度を稼ぎます。
「後立山」方面です。
遠くの残雪の山は、「妙高山」方面でしょうか。
火山性地震増加でヘリが二機ほど飛んでいます。おそらく一機は浅間山山頂部分の変化の有無の調査を目的とした飛行と思慮されます。
立入禁止告示板に到着です。ここまで結構絞られました。
前掛山方面を望みます。稜線を多くの登山者が歩いています。
「立入禁止」看板です。本来の浅間山の山頂は、この立入禁止区域の中にあるため現在は登れません。
「爺が岳」から「鹿島槍」、「五竜」、「唐松」と続く後立山連峰です。
シェルターに近づいてきました。
火山の名に恥じない景観が広がります。
「前掛山」山頂の登山者を仰ぎます。
前掛山頂に到着しました。ちょうど11時です。登山口から2時間40分でした。素晴らしい眺望が広がっています。
富士山も頭を出していますね・・・。
手前が「八ヶ岳」奥が南アルプスの「北岳」、「甲斐駒」、「仙丈」です。
こちらは「中央アルプス」です。
「乗鞍岳」です。
「槍・穂」の峰々です。ちょうど槍のピークのあたりに写っている黒い物体は、山頂付近をしきりに飛び回っていたツバメです。こんな高いところまで何の目的で上がってきているのでしょうか・・・。
素晴らしい眺望に大満足です。
「火打・妙高」連山も・・・。
山頂からの帰路、シェルターを見下ろします。
シェルター内で行動食を食べて小休止しました。その後は快調に下っていきます。
カラマツの新緑が美しい。
ひたすら「火山館」目指して下ります。
「火山館」到着です。
さて本日の昼食です。このあと羊羹をいただきました。
火山館のスピーカーが小諸市役所の防災無線を流しています。内容はもちろん浅間山で火山性地震の発生が増加している件でした。
さていよいよ登山口を目指して下り始めます。
こちらは・・・。「キジムシロ」でしょうか・・・。
カモシカ平を通過します。
カモシカ発見。彼(彼女)は、当初、登山道のど真ん中でこちらを注視していました
ミツバツツジです。
こちらも・・・。
一の鳥居まで帰ってきました。
新緑が鮮やかです。
こちらは「ズミ」でしょうか・・・。
浅間山荘の鳥居をくぐって振り返ります。所要5時間50分でした。
山荘の温泉で汗を流してさっぱりします。
記念の山バッジも購入できました。
天気は快晴とまではいきませんでしたが、遠望の利く高曇りで多くの山が指差せて大変充実した山行を楽しむことができました。
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