「志賀坂峠・八丁峠ツーリング」

本日は、念願だった埼玉県の「志賀坂峠・八丁峠」にロードツーリングに行ってきました。
久々のツーリング＋ヒルクライムにヘロヘロになりました。

池袋６時50分のレッドアローで西武秩父に向かいます。
晴天の日曜の朝ではありますが、座席にはかなりの余裕がありました。


終点西武秩父でとりあえず着替えや輪行バック等の行動中の不用品をコインロッカーに預けます。

出発したのは8時40分くらいだったでしょうか。志賀坂峠は群馬県に抜ける峠道で、国道299号線がトンネルで峠を越えています。


小鹿野町入りしました。


コンビニで一息入れます。サイクリストのためのバイクスタンドが設置されていました。


武甲山が聳えています。石灰岩の採掘で無残な姿です。


行く手に両神山がゴジラの背中を見せてくれています。


要所にはこんな標識が・・・。


山里の長閑な風景が続きます。


いよいよ九十九折の始まりです。


奥秩父には珍しい岩稜帯です。


苦しい九十九折を辿っていくと「志賀坂峠」に到着です。たまに二輪ライダーが爆音とともに通過していきますが、至って静かです。




2気筒のヤマハ250のライダーに写真を撮ってもらいました。

トンネルの手前を左に折れる林道に入ります。最初は傾斜もトラバース状で穏やかです。


新緑がなんとも輝いて見えます。


やがてルートはこんな九十九折に・・・。


陽射し燦々ですが、日陰はヒンヤリと気持ちがいいです。


だいぶ近づいてきたような・・・。


コントラストが素晴らしい。


到着しました。八丁峠。本当はこの案内板の向かい側に二子山の姿が見えるはずだったのですが、一目散にトンネル入り口に向かってしまいました。


念願だった「八丁峠」、正確には「八丁隧道」はこちらです。1キロ以上あるトンネルは真っ暗です。ヘルメットに登山用のヘッドライトを装着してテールライトも点けてトンネルに突入します。数百メートル進むと本当に真っ暗です。平衡感覚を取るのも難しくなってきます。ヘッドランプの明かりで路面を照らして何とか進みます。出口まで二百メートルといったところで前方からバイクが走行してきます。
無事に通過していきました。


反対側はこんな感じです。バイクのヘッドライトは強烈なので真っ暗でもOKかもしれませんが、自転車には厳しいトンネルでした。


さて、トンネルからは明るい道をペダルを回すこともなく快適に進んでいきます。


両神山の登山口がありました。機会があればここからも登ってみたい。鎖場連続のコースの模様です。


時々こんな落石があり、尖った石屑もあったりするので、下りと言えども漫然と走行するのは危険かもしれません。


有名なニッチツの社宅等の廃墟に到着しました。使われていない建物に掲げてある看板が寂しさを増長させているような・・・。




こちらは社員・家族のお風呂の建物です。




工場自体は未だ稼働中の模様です。




郵便局もあります。こちらも営業しているような・・・。でもゆうパック誰が出すんでしょう(*_*)。


このトンネルも真っ暗で結構長く、目の悪い私には厳しかった。


これもなかなかいい味出しています。


渓谷沿いにどんどん下っていきます。


三国峠から下って来る中津川林道と合流しました。


小海線の信濃川上からMTBで一度三国峠を越えてみたいと思っているのですが・・・。


この合流点には路線バスの停留場がありました。利用する人いるんですね・・・。


写真正面を直進すると「三国峠」、右折すると「八丁峠」です。


幅員も広がり俄然走りやすくなりました。


途中腹ごしらえをします。


こちらは「奥秩父もみじ湖」というそうです。


道はいいのですがトンネルがやたらに続きます。ただ、こちらは路面も良く、もちろん照明完備です。


滝沢ダムに到着です。私が学生の頃にはなかったのではないでしょうか・・・。


満水です。


いよいよ西武秩父までの復路のメイン、「ループ橋」です。すごい迫力・・・。自転車で登って来る方々がおられましたが、私にはまねできません。


ズームするとこんな塩梅です。


すごい高度感です。


ループ橋を無事に降りてしばらく下り続けると道の駅「大滝温泉」に到着です。


なんだか無性にソフトクリームが食べたくなり迷わず注文。美味しくいただきました。


秩父市街まで戻ってきました。武甲山です。


西武秩父駅までようやく戻ってきました。
走行距離91.55㎞、走行時間4時間57分、停止時間53分
でした。


パッキング終了です。


駅前にはドーンと武甲山が構えます。


今度は、観光で来てみるのもいいかもしれません・・・。


久しぶりの自転車は山歩きとは少々異なり、違った苦しみが味わえました。ただ、自転車で走らなければ絶対に出会えないものが、やはりあるわけで、これはこれで楽しめます。

走っている時の苦しみは、いつか忘れて楽しい思い出だけが残る。その点では山も自転車も共通しているのかもしれません。


※　今日のコース図と高低図です。GPS不調のため本日も手書きです。