カテゴリー「尾瀬」の2件の記事

2013年8月29日 (木)

「尾瀬・燧ケ岳に登る」

昨夜の夜行バスに乗って尾瀬に行ってきました。目的地は燧ケ岳・・・。
大清水からの日帰り往復です。

ネットで検索するといくつか大清水からの日帰り記録があり、往復ツアーバス利用で時間的制約があっても実現可能と判断し決行しました。

前夜集合場所の池袋に行ってみると大型バスに乗客は半分程度で二席を一人で使え快適でした。
天下の尾瀬も8月も下旬の平日となれば、こんな感じなのでしょうか・・・。

さてバスは順調に尾瀬戸倉に到着し鳩待峠行のマイクロバスとの接続を待って大清水へ向かいました。
大清水着は4時50分・・・降車したのは私の他に女性が1名でした。

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午前5時過ぎにスタートしました。帰りのバスは大清水15時です。気合を入れて歩き始めます。

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一之瀬休憩所には35分弱で到着・・・。先を急ぐので素通りです。

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山アジサイです。

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三平峠も近い・・・。

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三平峠到着です。

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尾瀬沼山荘到着です。天候は曇りですね・・・。


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尾瀬沼は一級河川なんですね・・・。

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ハクサンボウフウでしょうか・・・。

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オオカメノキです。ノリウツギかも・・・。

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雲間から青空がのぞいています。天候好転の兆しだといいのですが・・・。

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アザミです。

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ミヤマトリカブトです。もしかしたらオゼトリカブトかも・・・。

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長蔵小屋までの木道はツキノワグマが出没する模様です。途中木道上に大型動物のものと思われる糞があり、少々緊張しました。

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6時45分に長蔵小屋に到着しました。登山客はすでに出発したのかシーンと静まっています。


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青空が広がってきました。

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沼山峠に向かう木道です。この辺りは7月中旬にはニッコウキスゲの群落になるのでしょうか・・・。

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川の水も澄んでいます。

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調査中です。イワショウブですね・・・。初めて見ました。ピンボケですが。

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アキノキリンソウです。

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長英新道の分岐までやってきました。

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登り始めは平たんな道が続きます。事前情報どおりところどころ泥濘となっています。

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何組かのパーティーを追い越しつつハイペースで進んでいきます。

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オヤマリンドウでしょうか・・・。

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調査中・・・。オオハナウド?、オオカサモチ?、うーんセリ科は難しい。

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ようやく眺望が開けてきました。尾瀬沼が見下ろせます。天気もまずまずといったところです。

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ムシカリの実・・・?。

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こんな梯子が何か所か現れます。

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リンドウの群落です。

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いい感じですね・・・。

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緑にダケカンバの白が映えて美しい。

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ミノブチ岳山頂到着です。一気に好展望が広がります。

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グレ岳です。

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御池岳です。

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俎嵓は少々ガスっています。

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と思いきやミノブチ岳から少々進むと全容が現れました。

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本日のベストショットです。

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ヤマハハコの群落です。この辺りから山頂下まではお花畑が広がっています。

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マルバタブキです。

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俎嵓山頂に到着しました。9時ジャストです。大清水から4時間・・・まずまずのペースです。人は思いのほか少なく数名程度です。みなさん御池方面から登ってこられた模様です。
帰りのバスが大清水3時なので、当初は10時に燧ケ岳を折り返す予定でいましたが、これなら柴安嵓をピストンしても余裕です・・・(*^^*)。

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最高峰はお隣の柴安嵓ですが、三角点はこちらにあります。

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小休止後、柴安嵓ピストンに向かいます。

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鞍部から振り返る俎嵓です。

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柴安嵓に登る途中で振り返る俎嵓です。

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柴安嵓山頂に到着しました。

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居合わせた私より一回りほど年長とお見受けしたハイカーが一枚写真を撮ってくれました。
今日は、スカルパのショートカットシューズ、フォックスファイアーのトレッキングタイツ、モンベルのショートパンツ(もともとウォータースポーツ用でインナー付のパンツでしたが、インナーを鋏でカットして使っています。腰の部分がメッシュになっていてタイツとの相性がいいんです。)、ファイントラックのノースリーブアンダー、アディダスのロングスリーブシャツといったいでたちです。ロングコースを意識して軽快なスタイルを心掛けましたが正解でした。

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尾瀬沼を見下ろします。

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こちらは会津駒ケ岳です。
今年の5月に残雪の会津駒を計画したのですが発熱のため体調不良に陥り実現しませんでした。
是非行ってみたい山のひとつです。

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俎嵓です。


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尾瀬ヶ原方面です。正面に至仏山が見えるはずなのですが雲が邪魔しています。

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すっかりいい天気になって気分上々です。

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こんな山頂標識もありました。

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さて、俎嵓に戻ります。鞍部にはタテヤマリンドウが咲いていました。

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帰り道から見る柴安嵓と尾瀬ヶ原。

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同じく柴安嵓と平ヶ岳。

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会津駒ヶ岳。

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俎嵓山頂を9時55分に出ました。ミノブチ岳まで戻ってきて振り返ると、すっかりガスが出ています。

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さらに下る途中で振り返る俎嵓。

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きれいなダケカンバがありました。

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ノンストップでひたすら下っていきます。途中長蔵小屋orビジターセンターのスタッフとおぼしき三名の男性が登山道の草刈りをされていました。「お疲れ様です。」と声をかけると「気を付けて」と激励されます。

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長英新道分岐まで戻ってきました。

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大江湿原を沼山峠方面に団体さんが向かっています。近づくと地元の小学生のようでした。

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途中の清流には魚が・・・。イワナ?。

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燧ケ岳を振り返ります。絶景ですね・・・。


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長蔵小屋の売店前で一息入れます。

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缶コーヒーと記念の山バッジを2種類、それから手拭いを購入しました。

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小屋はなんとなく小学校のような雰囲気です。

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陽の当たり加減で山腹に帯が入っていますね…。

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12時ジャストに長蔵小屋を出発です。大清水まで2時間弱といったところでしょうか・・・。

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ビューポイントにて。

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朝は閉まっていた無料休憩所・・・素通りして三平峠を目指します。

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気持ちのいい登山道を登ります。

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三平峠をパスしてからはひたすら下り・・・岩清水の水場でのどを潤した他はノンストップです。
一之瀬休憩所からは単調な林道を黙々と歩きます。

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大清水の入り口ゲートが見えてきました。

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帰還です。時刻は1時半です。流石に疲れました・・・。

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洗顔した後、休憩所に飛び込んで生ビールとカレーライスをオーダー。

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「ビールサーバーのタンクの入れ替えをしたので良かったら・・・」と言われて右側のジョッキはおまけしてもらいました。

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全行程8時間25分(休憩時間込)でした。

当初は北アルプスの爺ヶ岳か八ヶ岳の赤岳を考えていたのですが、いずれも交通手段(夜行バス)を確保できずに断念・・・。ならば尾瀬はどうだろうと検索すると、こちらはスムーズにバス便を確保できました。
今年の7月に一度東武の尾瀬号利用で燧ケ岳を計画したのですが、仕事の都合でキャンセルとなってしまったので、燧ケ岳には思い入れがありました。

とは言え大清水からの往復は25キロ超のロングコースです。ツアーバス利用のため帰りの時間に制限があって「間に合わなかったら」とも思いましたが、歩いてみるとまったく問題なく時間的にはかなりの余裕がありました。

ただ、腰と膝には相当の負担をかけた模様で明日の出勤が少々不安です・・・。

最後に先日購入したファイントラックのアンダーウェアーのインプレッションを・・・。
今回は「パワーメッシュ」の方をアディダスの長袖ウェアーの下に着こみました。
やはりどんなに大汗をかいても、この製品自体はサラッとした着心地が持続します。運動量が多い場合にはうってつけだという印象でした。自転車にも使ってみたいと思います。

※ 今日のカメラは、装備の軽量化のため「CASIO EXILIM EX-ZS6」です。
暗さにには少々弱いですが、全体としてはそこそこに綺麗に撮れました。
※ 今日のコース図と高低図です。

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高低図の所用時間は、GPSの電源offを忘れていたため、実時間より長くなっていますのであしからず。

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2012年7月23日 (月)

「尾瀬・至仏山に登る」

昨晩の夜行バスで一路尾瀬戸倉を目指し、至仏山に登ってきました。

尾瀬へのツアーバスは何社からも出ていますが、前々日に三社ほど電話してみると、いずれも「満席」との返答です。一時は諦めたのですが、前日になってネットで検索すると新宿駅新南口発の「尾瀬号」という夜行路線バスがありました。電話で問い合わせると往路、復路ともにオーケーと言う返事で即予約しました。

当日新宿に行ってみると大型バスに乗客8名で、ゆったりと尾瀬戸倉まで移動することができました。

戸倉の関越交通営業所にて鳩待峠行きの小型バスに乗り換えます。

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鳩待峠に到着すると心配した天気はまずまずで至仏山の山肌がはっきりと見えています。

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5時20分には鳩待峠をあとにしました。

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峠から山ノ鼻への登山道を歩くのは実に26年ぶりです。

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メインの登山道ですが、こんなクマよけの鐘が二箇所に設置されています。もちろん私のザックにも「さよなら熊さん」が装着済みです。

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山ノ鼻には50分ほどで到着しました。

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ここのテン場にも一度泊まってみたいところです。

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アザミの花が目を引きます。

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至仏山登山口への分岐です。

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立派な案内看板があります。

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ここから下山するまで多くの高山植物を見ることができました。

まずはヤグルマソウです。

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至仏山も山頂に少々ガスがかかっているものの、山容がほとんど見えています。この時点では山頂からの大展望をまだまだ期待していました。

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ワタスゲですが前日の雨で綿が潰れてしまっています。

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こちらはキンコウカ。

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池塘を中心に絵になる光景が広がっています。

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パノラマ写真を撮ってみました。

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木道のどん詰まりが至仏山登山道入口ですが、まるで別世界への入口が口を開けているように見えます。

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こちらの名前は要調査です。

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至仏山への取り付き地点には「登り専用」であることを注意喚起する看板が設置されています。

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登山届けを提出しました。

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ニッコウキスゲもピークは過ぎてしまっていますが、まだ姿を見せてくれています。

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ホソバヒナウスユキソウ。

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こちらもニッコウキスゲです。

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ヤグルマソウです。

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ダイモンジソウと思われます。

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こちらも後日調査です。「ノビネチドリ」でしょうか・・・。

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蛇紋岩の至仏山の森林限界は、低いようです。

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尾瀬ヶ原を挟んで反対側には燧ヶ岳が聳えています。

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尾瀬ヶ原をアップしてみるとこんな感じです。まだこの時間では木道を歩いている人はほとんど見えません。

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残念ながら雲が広がってきています。

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一番奥に見えているのは下田代十字路の山小屋群でしょうか。
 
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山頂までの中間地点に到着です。

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この蛇紋岩は大変滑りやすく降雨時には登りであっても難儀すると思われます。

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ハナニガナでしょうか。

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ニッコウキスゲがぽつんと咲いています。

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すっかりガスに巻かれてしまいました。

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タカネシオガマです。至仏山では一番目立っていました。

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イワシモツケでしょうか。

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タカネシオガマとイワシモツケです。

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クルマユリでしょうか・・・。

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ハクサンシャクナゲです。

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ホソバヒナウスユキソウ。エーデルワイスの親戚ですね・・・。

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同じく・・・。

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ジョウシュウアズマギクでしょうか。

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こんな休憩所が設けてあります。ゼリーで栄養補給しました。

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ホソバヒナウスユキソウ。

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タカネバラでしょうか。

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だいぶ高度を上げてきました。

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ピンクの花はヨツバシオガマ。

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ハクサンイチゲと思われます。

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山頂に到着です。時間はコースタイムを短縮しましたが、結構疲れました。前回の焼岳に続き眺望ゼロです・・・(^.^)。

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二等三角点が設置されています。

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お湯を沸かしてまずはラーメンで腹ごしらえします。マルキルのボトルもパッキンを交換して現役復帰しています。

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食後はコーヒーでリラックス・・・。

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ホソバヒナウスユキソウとヨツバシオガマの群落・・・。至仏山から小至仏への稜線上にはこのパターンが一番多く見られました。

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イブキジャコウソウでしょうか。

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タカネバラでしょうか・・・。

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相変わらずがスっています。
 
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ハクサンシャクナゲも少々ピークを過ぎているような・・・。

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小至仏山頂です。

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シナノキンバイとチングルマの群落。

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イワカガミです。

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チングルマですね。

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ウラジロヨウラクです。

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希少種オゼソウでしょうか。

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ハクサンコザクラがピンクの可愛らしい花を付けています。

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シナノキンバイです。

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ハクサンイチゲ。

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イワカガミです。

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シナノキンバイです。
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オヤマ沢田代が近くなってきました。

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笠ヶ岳への分岐です。一度は湯の小屋温泉まで歩いてみたいものです。

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オヤマ沢田代です。ガスも晴れ日が差して気持ちがいい・・・。

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パノラマ撮ってみました。

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マイヅルソウの群落です。

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日が差して青空が覗いています。

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タテハチョウの仲間だと思われます。休憩中ですね・・・。

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鳩待峠へはこんな階段道が多く出てきます。

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樹間に尾瀬ヶ原が望めます。

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雲がすきっと取れてくれるといいんですけど・・・。

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ハナニガナでしょうか・・・。

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ミヤマキンポウゲです。

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やっと戻ってきました。鳩待峠到着です。11時を10分ばかり回ったところです。出発から帰還まで5時間50分でした。まずまずのタイムでしょうか・・・。

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戸倉へのバスチケットとラムネを購入して密やかに乾杯します。

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山バッジを購入しました。ちょっとコジャレたデザインが気に入りました。

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尾瀬には26年ぶりに訪れました。前回は細君と鳩待峠から尾瀬ヶ原、尾瀬沼を回って大清水に抜けました。

今回は至仏山のピークハントだったわけですが、あまりに多くの高山植物が咲いていて写真を多く撮ったまでは良かったのですが、名前がさっぱり分からず、掲載するにも難儀しました。

一応ネットで調べて花名を可能な限り記載していますが、結構誤っているかもしれませんのでご容赦ください。

山頂でガスに巻かれたのは残念でした・・・・。次回は春山シーズンにスノーシューで登ってみたいものです。

それから山頂への登りで尾瀬ヶ原の向こう側に聳えていた燧ヶ岳にも登らないと・・・。

※ 今日のコース図と高低図です。

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