カテゴリー「奥多摩」の4件の記事

2014年9月17日 (水)

「奥多摩・小坂志川中流を歩く」

本日は、最後の夏休を使って奥多摩南秋川の小坂志沢中流に沢歩きに行ってきました。
最寄駅を始発電車で出発して、武蔵五日市で6時18分発数馬行きのバスに乗る予定だったのですが、休日ダイヤと平日ダイヤを取り違えていて、バスに間に合わないというハプニングありました。
やむなく大枚つぎ込みタクシーで笹平まで行きました。フロントガラスを雨が若干濡らし、運転手さんに「くれぐれも気を付けて」と激励されます。

まずは南秋川を橋で渡って小坂志川沿いを進みます。

Rimg0288
途中お寺のある所で小坂志川を右岸に渡り、入渓点に降り立ちます。
足回りはモンベルの沢靴です。バランスを取るためにストックも準備しました。
出発は7時20分過ぎです。

Rimg0289
雨はすでに上がっていて薄日も差し込むまずまずの天気です。

Rimg0290
小坂志川は、平らな川底のなかなか良い雰囲気の流れです。

Rimg0291
少し進むと市道山へのハイキングコースが木橋で頭上を通過しています。

Rimg0292
水は美しく気分も上々です。

Rimg0293
こんな早瀬もあります。

Rimg0294
Rimg0296
美しいトロと早瀬が交互に続いていきます。

Rimg0297
Rimg0298
Rimg0299
両岸が迫るゴルジュのようなところもあります。

Rimg0300
滝と言えるものはほとんどなく、ところどころにこんな小滝があるのみで、初心者でもまったく問題なく遡行できます。

Rimg0301
左岸を林道が通っているのですが、それを感じさせない風景が続きます。

Rimg0302
Rimg0303
湯場ノ沢が合流します。

Rimg0304
コンクリート護岸が続くようになり、少々興ざめです。

Rimg0305
それでも流れ自体は水もきれいで問題ありません。

Rimg0306
Rimg0307
伐採によるものと思われる倒木が続くところがありますが、なんとか通過しました。

Rimg0308
赤い橋がかかる林道終点に到着です。本日の沢歩きはここまで・・・。橋をくぐった右手に踏跡があり、林道に上がれます。
到着は8時55分でしたから、1時間半の手軽な行程でした。

Rimg0309
林道に上がる前に沢靴からローカットシューズに履き替えました。

Rimg0310
林道はこの先も続いているようですが、チェーンがかかっていました。

Rimg0311
帰りは笹平10時34分のバスに乗る予定なのでのんびりと人気の全くない林道を歩いて戻ります。
途中道のど真ん中にガマ君が陣取っていました。近づいても身動き一つしません。車も通らないので安心しきっているのかもしれません・・・。

Rimg0312
林道はこんな感じで退避場所も少ないので、車の進入は控えた方が良いようです。

Rimg0313
途中市道山への登山道の木橋に降りてみました、比較的新しい橋のようです。

Rimg0314
入渓点のお寺の入り口の橋まで戻ってきました。この橋を渡って右手に進むと川に降りる階段があります。

Rimg0315
笹平には10時に到着してしまったので、南秋川の川原に降りて早めの昼食をとることにしました。ストーブとコッヘルは最近新調したものです。

Rimg0316
南秋川の清流です。のんびりするには最高の場所です。

Rimg0317
食後にバス停に向かって今日の半日沢歩きも無事に終了となりました。

Rimg0318
前回の小下沢で、すっかり沢熱?に取り付かれてしまい今回の小坂志川に出かけることとしたわけですが、この「中流」には滝らしい滝もなくまさに沢歩きを楽しむにはうってつけでした。
赤い橋から先に進むと滝登りも楽しめ、さらに充実したものとなるようですが、時間的制約もあって別の機会に譲ることとしました。

10月にももう一度沢歩きに出掛けたいなと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年8月20日 (水)

「御嶽山 レンゲショウマとロックガーデンめぐり」

昨日は、懸案だった御嶽山に「レンゲショウマ」を見に行ってきました。
天気は最高の晴天で久しぶりのアウトドアには絶好です。

御嶽駅からはバスの接続も良くケーブルカー滝本駅に到着です。平日にもかかわらず中高年ハイカーで大賑わいです。

R0014149
このケーブルカーに乗るのは何年ぶりでしょうか・・・。

R0014150
流石にケーブルカーは早い。山頂駅からわずかでお目当てのレンゲショウマ群生地に到着です。

R0014151
今日のカメラはリコーGR3です。レンゲショウマです。私は初めて見るのですが何とも可憐な花です。

R0014152
マクロで撮影します。

R0014156
ケーブルカーの情報では「見ごろ」でしたが、まだまだ蕾も多く最低でも今月一杯は楽しめるのではないでしょうか。

R0014157
ハイカーというより、レンゲショウマの写真だけを目的に来ている人達が大勢来ています。

R0014158
R0014160
御嶽神社も本当に久しぶりです。

R0014169
R0014170
夕方から所用があったので、時間的にロックガーデンハイキングをどうするか悩ましかったのですが、細君の体力を信じて回ってみることにします。
七代の滝への道は御覧のとおりの急降下です。

R0014171
R0014172
細君には少々きつい道のりだったようですが、無事に七代の滝に到着です。

R0014173
七代の滝の訪問は1987年以来ですから27年ぶりということになります。

R0014174
細君も冷たい水に大喜びです。

R0014178
七代の滝から天狗岩へは急階段が続きます。

R0014179
R0014180
天狗岩からは登山道の傾斜も緩みます。

R0014182
「フシグロセンノウ」です。

R0014184
ロックガーデンはやや涼やかで快適です。

R0014186
綺麗な水に感動です。

R0014187
鮮やかな緑と清らかな水に癒されます。

R0014188
綾広の滝に到着です。

R0014189
綾広の滝からは快適なハイキングコースで御岳山神社直下まで戻ります。ここにもレンゲショウマの小群落があります。

R0014194
R0014196
帰りもケーブルカーで安直に下山しました。

R0014205
念願だったレンゲショウマを見ることができ、半日ハイクでしたが大満足できました。次回は沢歩きに久しぶりに行ってみたいと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月24日 (土)

海沢林道・金毘羅尾根MTBツーリング

東京地方34℃という気温の中、仲間のOさん、Sさん、Hさんと奥多摩の海沢林道・金毘羅尾根に出掛けてきました。実に一ヵ月半ぶりの山サイです。

いつものように最寄り駅から青梅線奥多摩駅まで輪行します。

002

車内でOさんに合流し奥多摩駅には8時前に到着し、早速自転車を組み立てます。

003

真夏の日差しの中をまずは海沢林道目指して出発です。

004

008

海沢林道はところどころ斜度がきつくなったりもしますが概ね良好な道が続きます。↑

016

海沢探勝路の入口で一休み。↑汗が止まりません。↓

019

ここから折り返すように尾根を絡めて登りは続きます。舗装がダートに変わってから一頑張りすると大楢峠に到着しました。樹齢500年のコナラの大木が迎えてくれました。

026

ここからはシングルトラックの登りになります。左側が深い谷になっていてところどころ慎重に進みます。

ただ、登山道自体は大変良く整備されています。

028

途中水場で一息入れました。

030

御嶽山の参道までもう少しというところで大きなヤマユリを見つけました。

032

子供の頃の夏休みに両親と一緒に御嶽山に登った時にもヤマユリがあちらこちらで可憐な花を咲かしていたのを思い出しました。

そうこうするうちに参道に飛び出しました。

033

日の出山の分岐からはしばらく快適なシングルトラックが続きます。

034

日の出山はピークを踏まずに巻き道を走り金毘羅尾根を目指します。

035

金毘羅尾根の分岐で団体さんとすれ違い質問攻めに会いました。ここからは濃い緑の中を快調に下って行きますが、立ち止まると汗が噴き出します。

049

途中こんな展望が開ける場所もあります。↑

051

森の中を縫うように下って行きます。↑

054

林道との立体交差↑を過ぎて、なおも下って行くと金毘羅山に到着しました。小休止の後五日市の町へ下って行きます。

056

武蔵五日市駅前に到着です。↓

057

昼食はSさんおすすめのうどん屋さんでとりました。↓

058

大変おいしいうどんでお店のご主人との会話も弾みました。

今回のツーリングは久しぶりに4名と大所帯で、大変楽しいものでした。ただ、山中でも風があまりなく、全員大汗をかきました。しかし、夏のツーリングはその覚悟がなくてはもともとできないものでもあり満足のいくものでした。同行していただいた皆さんありがとうございました。

※ 今日のコース図を掲載します。

H22724_mtb

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月15日 (土)

御前山・湯久保尾根MTBツーリング

奥多摩の御前山・湯久保尾根は前々から一度走ってみたいと思っていました。

というのも「湯久保尾根」の下りが、ほぼ乗車率100%という情報だったからです。ただ、御前山の山頂へは鋸山林道のヒルクライムと尾根道の押し・担ぎで3時間近くかかる模様です。

「明日は行楽日和」という昨日の天気予報に気をよくして、本日出かけてきました。

朝早い電車で輪行します。

2009923_001

午前6時14分に武蔵五日市駅に降り立ちます。予報どおりの快晴です。

2009923_003

6時32分発の藤倉行きバスで「神の戸岩入口」まで距離を稼ぎました。バスではハイカーと釣り人が何人か一緒でしたが、ここで↓下車したのは私だけでした。

2009923_004

ここからいよいよ標高差1,000mを超える上りの始まりです。

沢沿いのひんやりする舗装路を上っていくと神の戸岩(かのといわ)が見えてきます。

2009923_006

2009923_007

「神の戸岩」とはよく命名したものだと思います。両岸の大岩を穿って流れる沢の様子は神秘的ですらあります。

真っ暗なトンネル↓で岩の下を抜けひたすら上り続けます。

2009923_008

かなり標高を上げたところで一箇所眺望の開ける場所↓がありました。

2009923_009

ここから大ダワまでは日差しは強いものの風がひんやりと心地よく快適な上りとなりました。

2009923_011

大ダワに到着です。バス停から63分かかりました。↑立派なトイレがありのぞいてみると清潔に管理されていました。ただ、トイレの壁にこんな注意書きが貼ってあり、ハンドルバーに熊鈴を付けて来て正解でした。↓

2009923_014

ここからは登山道で御前山の山頂を目指します。

2009923_016

鞘口山を越えてアップダウンは続きます。大ダワに駐車してあった車の持ち主と思われるハイカーの方が御前山から降りてくるのにすれ違いました。

ところどころ乗れるところがあるのが救いです。

2009923_017

2009923_019

ようやく「湯久保尾根」分岐↓に到着です。ここに自転車をデポして山頂ピストンでもいいかと思ったのですが、やはり山頂まで自転車で行こうと決心し、ここから一気に担ぎ上げました。 

2009923_020

山頂には大ダワから70分で到着しました。まずまずのタイムではないでしょうか・・・。

山頂から遠望する飛龍山方面です。↓

2009923_024

こちらは南側の丹沢方面です。↓

2009923_025

2名のハイカーの方にお会いしました。お二人ともソロでした。

2009923_026

1405メートル・・・。高度計だとバスを降りてから973メートル の標高差です。疲れました。

2009923_027

バス停を出発したのが7時10分でしたので、小休止を含めて2時間20分ほどかかりました。

この頃少し雲が出はじめ、日差しを遮りだしたので、汗ばんだ体を冷やさないよう、どら焼きを一個ほおばって休憩もそこそこに下山にかかります。

最初は尾根の東側のトラバースが続いて乗れませんが、尾根上に出ると面白いように乗れるようになります。

2009923_030_3 

ただ、ところどころに比較的新しい倒木があります。もっとも回避は容易でした。

2009923_032

富士山が望める場所がありましたが、あいにく頭は雲に覆われています。

2009923_033

途中「仏岩の頭」の露岩帯は慎重に下りました。↓

2009923_036

ここを過ぎるとまた快適に乗れるようになりました。見えているのは浅間尾根でしょうか・・・。↓

2009923_038

山つつじと新緑のコントラストがすばらしい。↓

2009923_039

集落が近づくと九十九折となりますが、ここも乗って降りられます。↓

2009923_041

無事に北秋川沿いの宮ヶ谷戸集落に降り立ちました。結局写真を撮る以外はほとんどノンストップで、山頂から1時間20分の極楽下りを十分楽しみました。

2009923_043

その後は武蔵五日市まで自走します。途中ロードレーサーに何回か抜かされます。また、五日市方向から上ってくる自転車乗りにも結構会いました。

武蔵五日市駅には、北秋川街道に降り立ってから30分で到着し、御前山山頂(1405m)から実に標高差1230mのダウンヒルも終了です。今回は缶コーヒーで祝杯をあげました。

2009923_044

※ 今回のコース図です。

2010515

(追記) このコースの大ダワから御前山山頂までは、高校一年の冬休みに御岳山から御前山まで縦走した際に歩いています。当時の鋸山林道は未舗装だったと記憶しています。また、湯久保尾根はそれより前の中学二年の時に歩きました。いずれも25年以上前のことで、今回改めてMTBで走って感慨もひとしおでした。

| | コメント (2) | トラックバック (0)