カテゴリー「八ヶ岳」の6件の記事

2015年7月20日 (月)

「八ヶ岳・蓼科山に登る」

三連休の最終日、細君と八ヶ岳連峰最北端の名峰「蓼科山」に登ってきました。 コースは御泉水自然園先の七合目登山口駐車場からのピストンです。 心配していた天気も快晴と言ってよく、山頂からはまずまずの展望を堪能しました。

自宅を4時10分に出発して蓼科山七合目登山口駐車場に到着したのは7時50分でした。運転だけで正直疲れます。

駐車場で出発準備している間、結構な風が吹いていて、ウィンドブレーカーを着こんでちょうどいいくらいです。ただ、天気は良く、目指す蓼科山頂がすっきりと見えています。

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蓼科神社の鳥居をくぐって登山道に入ります。最初はこんなゆるい登りが続きます。

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馬返し到着ですが、素通りしました。

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傾斜は徐々に増していき・・・

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途中のこんな苔の緑(葉っぱはマイヅルソウですかね・・・)に感動しつつ・・・

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ザンゲ坂の急登を頑張ります。振り返ると残雪の北ア?が見えています。

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ただ、北アルプス方面は、雲が多くすっきりとした山姿は確認できません。これは山頂からも同様でした。

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将軍平の蓼科山荘に到着です。1時間30分少々かかりました。

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山荘前の簡易売店で、山バッヂと手拭い&バンダナを記念に購入します。

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将軍平からは、最初は緩傾斜ですが、すぐに大岩の中の急登となり、それでも何とか蓼科山頂ヒュッテ脇に到着します。ヒュッテ脇にはこんな立派な看板が設置されていました。

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ヒュッテは帰りに寄ることとして、山頂へ向かいます。すると南八ヶ岳の全容が・・・。

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左から主峰赤岳、中岳、阿弥陀岳、権現岳の峰々です。

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すっきりした素晴らしい展望に感謝です。

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手前の樹林におおわれたピークが北横岳です。

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こちらは美ヶ原です。左のアンテナ群が見えているピークが、王ヶ頭、右端が牛伏山です。

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山頂で居合わせた方にお願いして、写真を撮ってもらいました。到着時刻は10時50分です。

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蓼科山頂は広く中央部はわずかに窪んでいて、そこには蓼科神社が鎮座されています。奥に見えている方位板のところまで行ってみます。

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方位板の土台に登って見る南八ヶ岳です。赤岳の頭だけ雲に巻かれて見えません。

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広い山頂のあちこちで多くの登山者が寛いでいます。

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この方位板は1960年の設置ということで、私と同い年です。

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浅間山です。

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山頂には多くの人が集まっています。

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さて我々は蓼科山頂ヒュッテでお昼にすることに・・・。なんと焼き鳥店が店開きをしています。

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ラーメンを注文しました。2500mオーバーの高所でどんぶりに入ったラーメンを食べることができるのは何とも幸せですね・・・。

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これが我々が食事をした山頂レストラン?です。
食後は将軍平に向かって急な大岩ごろごろ道を下ります。

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浅間山もすっきりと姿を見せてくれました。噴煙は見えないかな・・・。

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将軍平の蓼科山荘を見下ろします。多くのハイカーが続々と登ってくるため、下山する方もやや渋滞気味です。膝ががくがくする頃将軍平に無事到着しました。

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持参の冷たいスイーツで一息入れた後、七合目目指して出発です。

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細君は膝がカクカクして力が入らないといいつつ結構なペースで下っていきます。ザンゲ坂通過です。

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傾斜が緩んで来ました。

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登山口到着です。

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登りでは写真を撮りませんでしたが、立派な鳥居があります。

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駐車場に無事に帰還しました。1時20分です。出発からちょうど5時間の行程でした。

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細君は足に豆を作っていましたが、5人ほどのハイカーを追い抜く見事な下りっぷりでした。

高速に乗る前に「河童の湯」に立ち寄って汗を流しました。大人400円とリーズナブルなお値段のこじんまりとした日帰り温泉でしたが、リフレッシュできました。

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蓼科山は36年前に高校山岳部の冬山合宿の引率で登って以来の登頂でした。
山頂からの眺望は雄大で、機会があれば山頂ヒュッテに泊って夕日、朝日をぜひ見てみたいものです。

蓼科山荘で購入した記念品の品々です。

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2015年3月21日 (土)

「八ヶ岳・北横岳に登る」

本日は、細君と八ヶ岳の「北横岳」に登ってきました。
初心者の雪山入門コースとして定番ですが、今日は気温も高く雪質は「ザクザク」のザラメ雪でした。

天気は日中は「晴れ」の予報でしたが、遠く南ア、御嶽、乗鞍、北アといった日本の屋根ともいうべき山々の姿は残念ながら拝めませんでした。

メルヘン街道(国道299号線)途中のコンビニから望む霧ヶ峰の車山です。山頂のレーダードームが見えています。一度はスノーシューで歩いてみたいものです。

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こちらは本日の目標「北横岳」方面です。

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ロ-プウェイ山頂駅で細君はチェーンスパイクを私は10本歯のアイゼンを装着して出発します。太陽がまぶしい・・・。

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キツツキの道標で記念撮影です。

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坪庭の看板には「エビのしっぽ」が付いています。

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下界は春でも2,000メートルを超える山の上はまだまだ冬ですね・・・。

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大きなザックを背負ったパーティーが次々に登っていきます。我々は何せチェーンスパイクデビューの細君がおりますので、のんびりと歩いていきます。

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縞枯山にも一度スノーシューで登ってみたいと思っています。

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雨池峠と北横岳の分岐までやってきました。

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北横岳の登りから坪庭の登山者を見下ろします。

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九十九折りの苦しい登りを終えると北横岳ヒュッテに到着します。ここで最後の登りに備えて小休止しました。

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いいお天気で風もそう強くなく何よりです。

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気温は9度近くあります。風がない日向は暑いくらいです。

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小休止後最後の登りを頑張ります。振り返ると三ッ岳の岩峰がそびえています。

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南八ヶ岳方面は雲が多めですっきりしません。

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北横岳南峰に到着です。少々風が吹いています。

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南峰から僅かで北峰に到着です。蓼科山が素晴らしい。

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南八ヶ岳は残念ながらこんな感じです。

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ここにもエビのしっぽが・・・。

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細君もこの眺望に大喜びです。

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冬の蓼科にも学生時代に登っていますが、機会を作って再訪したいなと・・・。

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北横岳の西側はクレーターのようになっていますが、これは火口跡なんでしようか・・・。

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南八ヶ岳の峰々も見えてきました。

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アップしてみました。左から赤岳、中岳、阿弥陀岳、権現岳です。

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眺望を満喫し、北横岳ヒュッテまで下ってきました。山頂方面を見上げるとこんな感じです。

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煙突が煙を吐いています。

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ヒュッテ前はたくさんの登山者で賑わっていたので坪庭方面に少々下った樹林帯で小休止しました。
細君のチェーンスパイクです。問題なく使えていました。

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こちらは久しぶりの「ゴロー」に装着した10本歯アイゼン。ザラメ雪にも有効でした。

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坪庭目指して下ります。下りは早い・・・。

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初心者向きのコースとは言え冬山を侮ってはいけません。

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坪庭まで下りてきました。

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次回は雨池方面も訪れてみたいと思っています。

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下山してきた山肌を振り返ります。

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三ッ岳を見上げます。

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縞枯山の縞模様も冬は目立ちませんね・・・。

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間もなくロープウェー駅です。これで見納めです。左奥のピークが北横岳でしょうか・・・。

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山頂駅まで帰ってきました。

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相変わらずの青空です。キツツキ君に再会できました。

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1時半のロープウェーで下山しました。乗客は我々を含めてたったの3人でした。

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ゴンドラ車中からは東西の天狗岳が良く見えました。

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山麓駅から見上げる北横岳です。楽しい雪山ハイクでした。

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以前は蓼科ピラタスロープウエイと言っていたと思うのですが、数年前に現在の名称に変わったようです。

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帰路に信州蕎麦のお店に寄りました。


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細君ともども「天ざる」を注文しましたが、蕎麦も天ぷらも大変おいしかった・・・。

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こちらは諏訪南ICへ向かう道中から見る八ヶ岳の峰々です。右から編笠山、権現岳、赤岳です。

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右から赤岳、横岳です。

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硫黄岳、天狗岳方面です。

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右から北横岳、蓼科山です。

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「北横岳」は学生時代におそらく冬ばかり4回、そしてで3年前の2月に久しぶりにツアー登山で登り(その時の記録はこちらです。)、そして今回と・・・。

前回と今回はロープウエイ利用のお手頃登山でしたが、学生の時は、いずれも蓼科山方面から南八ヶ岳へ向けての縦走登山でした。

次回は空気がピリッと冷たい1月の快晴日を狙って再訪したいと思います。

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2013年8月19日 (月)

「八ヶ岳・権現岳に登る(8月18日)」

一昨日の夜「毎日アルペン号」で東京・竹橋を出発し、日曜日の午前4時15分に観音平で下車、編笠山を越えて権現岳に登頂し三ツ頭、天女山を回って甲斐大泉に下山しました。
久しぶりの長距離登山で寝不足も手伝ってバテバテでした。

未明の観音平で下車したのは私の他に一人だけです。標高が高いため半袖では寒いくらいです。暗闇の中でシューズを履き身支度をします。防寒のためアームカバーを装着しました。
トイレを済ませて4時50分に出発します。
もう少し明るいかと思いましたが、御覧のとおり真っ暗でヘッドランプを装着して歩き始めました。

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雲海までやってきました。5時を回っているので流石に明るくなっています。名前のとおり雲海が見えます。

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登山道は明瞭で要所には立派な道標が立っています。

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押手川に到着です。ここで編笠山山頂に登るコースと巻道コースに分かれます。もちろん直登コースを選択しましたが、この登りが本日一番応えました。

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だいぶ高度を上げてきました。振り返ると甲斐駒、北岳等の南アの主峰が望めます。

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大き目な岩で構成されるルートは決して歩きやすいものではありません。

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「キバナノヤマオダマキ」でしょうか・・・。

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「アキノキリンソウ」。

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「シナノオトギリ」です。

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きつい登りの最中、振り返るとこんな風景が励ましてくれます。

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この青年小屋のコマーシャル看板を過ぎると山頂は本当にすぐでした。

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7時24分、編笠山頂に到着です。観音平から2時間35分ですから悪いペースではありません。
山頂からギボシと権現岳を望みます。少々ガスが巻いています。

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三角点標柱です。

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雲海に富士山が浮かんでいます。

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甲斐駒(右)と北岳(左)でしょうか・・・。

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山頂は思いのほか人も少なく静かでした。

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赤岳、阿弥陀岳方面も雲に巻かれています。

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パノラマです。

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「ヤマハハコ」です。

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山頂ではザックをおろすこともなく写真撮影後、青年小屋目指して下っていきます。

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「アキノキリンソウ」です。

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「遠い飲み屋」で有名な青年小屋まで下りてきました。小屋前のベンチで一服させてもらい、権現岳への登りに備えます。この時点でかなりヘロヘロです。山バッジとスポーツドリンクを一本購入しました。

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権現岳への道中で振り返る編笠山です。なんとなく愛くるしい山容です。

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ノロシ場です。

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「トリカブト」です。

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振り返るとピークに人がいますね・・・。

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ギボシは山頂を通過せずにトラバースします。

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「ヒメウメバチソウ」ですかね・・・。

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「タカネナデシコ」です。

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「イブキジャコウ」です。

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通過してきたピークを振り返るとなかなかの高度感です。右奥に見えているのは西岳ですね。

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諏訪側は良いお天気ですが、遠望は利きません。

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「ミヤマコゴメグサ」です。

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一輪だけ咲いていたのですが・・・。わからない。

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西ギボシのピーク下を登る先行のご夫婦パーティー。

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「ヒメウメバチソウ」・・・。

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はるかに後続の登山者が見えます。

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権現岳が近づいてきました。稜線は時折冷たい風か吹き抜けて爽快です。

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「イブキジャコウ」です。

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ギボシのトラバース道です。鎖がありますが足場はしっかりしていて危険はありません。

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権現小屋が見えてきました。

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赤岳も阿弥陀岳もガスの中です。

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お花畑がところどころに見られます。

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「ミヤマコゴメグサ」の群落です。

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編笠山も遠くなりました。

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権現小屋で管理人氏に撮影してもらいました。水準器で平衡をとって撮影してもらったところ、「小屋がこんなに傾いているんだ」と管理人氏・・・。「お客さんによく言われるんですよね・・・」と・・・。

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いよいよ「権現岳」山頂目前です。

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キレット・赤岳方面の分岐を通過します。

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「タカネナデシコ」の群落です。

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山頂下のお花畑です。

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またまた「イブキジャコウ」です。

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「ミネウスユキソウ」です。

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「チシマギキョウ」です。

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9時30分、ようやく「権現岳」山頂に到着です。雲が出ていて展望はいまひとつです。

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「ハクサンボウフウ」です。

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山頂は狭く、写真を撮ってすぐに下山にかかりました。
振り返るとこんな感じです。ユニークな山容ですね・・・。

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「ヒメシャジン」でしょうか・・・。

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「ウスユキソウ」でしょうか・・・。

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「コウメバチソウ」です。

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「ヤマハハコ」です。

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これも「ハクサンボウフウ」でしょうか・・・。

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「ヒメシャジン」の群落です。

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拳骨を突き立てたような赤岳の山容には迫力があります。

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権現岳も人を寄せ付けないような雰囲気を醸し出しています。

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赤岳と権現岳のコラボレーション。

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編笠山から赤岳までのパノラマです。

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三ツ頭まで来ました(10時18分)。結構足に来ています。

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編笠山と西岳です。

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木戸口公園方面へと続く尾根道です。私は天女山経由で甲斐大泉へ下ります。

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観音平を起点に周回でピークハントする人がほとんどの模様で、大泉道に入るとめっきり静かになりました。

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「エゾシオガマ」です。と思ったら「シソハシオガマ」のようです。

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気持ちの良い尾根を歩きます。沸き立つ雲がなんとも夏山らしい。

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「オンタデ」ですかね?。

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夏山らしい一枚になりました。

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「シナノオトギリ」です。

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「オヤマソバ」です。

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「タカネビランジ」です。

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前三ツ頭で登山者が一名休憩中でした。
正面に富士山が見えたのですが・・・ちょっとわかりづらい・・・。

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「カニコウモリ」です。

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「ヤマホタルブクロ」です。

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秋の訪れが近いのかトンボがたくさん飛んでいました。

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標高2000mという表記を見て少々がっくり来ました。天女山は遠い・・・。でも歩かないと下山できません・・・。

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クマザサとカラマツのコラボですね。

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雰囲気的に「天の河原」は近い模様です。

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到着しました。さあ天女山まであと一息です。

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天女山を通過して甲斐大泉まで小一時間の舗装路歩きは疲れた足には効きました。
到着は午後1時05分。観音平を出てから8時間15分でした。

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甲斐大泉へ下るコースを選択したのは、駅近くに日帰り温泉があるとの情報に接していたからなのですが、駅員さんに聞くと「火事になって今はやっていない」とのこと。疲れが倍増しました(*_*)。

高校、大学で八ヶ岳の主要なピークにはほとんど足跡を残したのですが、編笠山と権現岳は未踏でした。
ずっと気になっていた二山でしたので、まずまずの天気予報に気をよくして、長丁場でしたが出掛けてみたわけです。

結果は前日の霞ヶ浦自転車乗りの疲労+夜行バスの寝不足もあって予想以上に絞られましたが、一日存分に楽しむことができました。


※ 本日のコース図と高低図です。
      下山は甲斐大泉駅まで歩きましたが、都合で駅までの道はカットしました。

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2013年4月27日 (土)

「八ヶ岳・横岳に登る」

G.W.初日の本日は、八ヶ岳の横岳に杣添尾根から登ってきました。
同行者は先月の天狗岳に続いてI君です。

清里・野辺山あたりは青空の広がるポカポカ陽気だったようですが、八ヶ岳の稜線は、気温氷点下5℃で諏訪側から強烈な西風が吹いていて、油断すると飛ばされそうな勢いでした。
体感気温は相当低かったのではと…。

写真は、フィルターに汚れがあったようで、一部に不鮮明部分がありますが、ご容赦を!

自宅を午前2時半に出発して途中I君を拾って横岳杣添尾根登山口に到着したのは7時。身支度をして出発したのは7時半でした。

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右手前方の電信柱手前(タクシーで到着したソロの登山者が立っている。)に登山口があります。

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別荘地の中を抜け30分ほど登ると南八ヶ岳林道に出ます。林道を左に辿ると四阿のある休憩適地となります。ここからは沢沿いに登ります。途中左岸から右岸に木橋で渡ると本格的登りが始まりました。
最初は雪は少なめですが、その下がアイスバーンとなっているところも多く、アイゼンを履きます。

森林限界に出るまで黙々と登りが続きます。上空は風が強いようでゴーゴーと音がしています。

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立ち枯れが目立つようになると森林限界までもう一息です。

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金峰山が見えています。奥秩父は快晴ですかね・・・。こちらは・・・

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赤岳はすっぽり雲に覆われています。

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森林限界に出ました。強風を覚悟していましたが、風の影響はほとんどありません。

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高度もだいぶ上がってきました。見えているのは野辺山あたりでしょうか・・・。

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三叉峰がうっすらと見えてきました。

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稜線部に指導標が立っているのが見えてきました。すぐそこのようですが、ここからの登りは結構しんどかった。

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パノラマです。晴天ならば最高なんですが。

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苦しい急登の後三叉峰到着です。

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稜線は諏訪側から佐久側への強風が吹きまくっています。御覧のとおり指導標にもエビのっしっぽが・・・。

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奥ノ院を目指します。

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時折薄日か差したりします。こちらは阿弥陀岳です。山頂まで見えた瞬間もありました。

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小同心をバックにI君です。

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一瞬雲が切れました。
横岳の荒々しい稜線とすくっとした赤岳の雄姿が印象的です。

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奥ノ院到着です。

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山頂の気温はマイナス5℃で、気温自体はそんなに低くはないのですが、強風のためじっとしているとどんどん体が冷えるということで、残念ですがさっさと下山にかかります。

登りで一番しんどかった付近を下ります。

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杣添尾根に入るとさっきまでの強風が嘘のように穏やかになりました。

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樹林帯に入る手前でジャケットとオーバーグローブを脱いで小休止しました。その後は樹林帯をひたすら下っていきます。

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南八ヶ岳林道に出ました。MTBで一度は走ってみたい・・・。

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駐車場に無事帰還です。所要時間は6時間半といったところでしょうか・・・。

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横岳は大学4年の夏に夏沢峠から赤岳への縦走で通過して以来実に30年ぶりの登頂でした。
杣添尾根は初めてでしたが危険個所もなく赤岳に次ぐ高峰横岳に到達可能な貴重な積雪期のルートではないでしょうか・・・。
主稜線では強風に吹きまくられましたが、赤岳の雄姿を見ることもでき、満足度の高い山行となりました。

来月も雪の山に登ってみたいと思っているのですが・・・。


※ 本日のルート図と高低図です。

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2013年3月16日 (土)

「八ヶ岳・天狗岳に登る」

本日は八ヶ岳の天狗岳(東天狗&西天狗)に登ってきました。

今回初めて山行をともにするI君と昨夜首都圏を出発し、八ヶ岳PAで車中泊します。本日5時半に同所を出発して渋の湯駐車場に向かいました。
駐車場は30台ほどの収容能力で我々が到着した時点で数台の空きしかない状況でした。

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登山口には登山補導所があり、登山届のポストが設置されています。

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尾根に出るまでは、結構な急登が続きます。

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八方台からの道を合わせると急だった登りも比較的穏やかになります。

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天気は快晴です。諏訪側の樹林帯は、風もなく暑いくらいです。途中木曽御嶽山が美しい山容を見せてくれるビューポイントがあります。

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黒百合ヒュッテにはコースタイムを上回るスピードで到着しました。ここで天狗岳ピストンに備えてオーバーズボンを履き、ジャケットもソフトシェルからハードシェルへと換装し、ストックをしまい、ピッケルの準備をします。

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登りは中山峠を経由します。東西の天狗岳です。積雪は少ない模様です。

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西天狗岳です。ソフトクリームのようですね( ^^) 。

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こちらは山頂付近に天狗の頭を乗っける東天狗岳です。

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途中こんな雪壁?登りがありました。諏訪側は比較的なだらかですが、佐久側は断崖となっています。

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東天狗を目指します。

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すり鉢池方向に下っていくパーティーです。

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北八ツの全容が望めます。

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北アルプスです。まさに屏風のようですね・・・。強風にあおられてカメラの水平が取れていませんがご容赦を・・・。

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天狗の頭が近づいてきました。これは右から巻きます。

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山頂到着です。南八ヶ岳方面の眺望です。

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お隣の西天狗岳の山頂にも登山者が見えます。

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中央アルプスです。

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南アルプスの主峰群です(左から北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳)。

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乗鞍岳です。

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穂高・槍から表銀座へと続く北アルプスです。

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蓼科山の背後は後立山方面でしょうか・・・。

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こちらは妙高方面?

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浅間山も雪が少なく黒々としています。

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南八ヶ岳の硫黄岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳です。

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諏訪側からの西風が強いものの最高のお天気に恵まれました。

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西天狗山頂です。行動食で空腹を満たします。

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西天狗から下山して東天狗とのコルを目指します。

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東天狗には戻らずに向かって左に見えているトラバースルートを辿ることとしました。

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天狗のコルで撮影タイム。写真に写っているのはサレワのピッケルで37年前のものです。
今回約30年ぶりにピッケルらしい出番を作ってやれて彼も喜んでいるものと・・・。

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トラバースを終えて天狗の奥庭まで下りてきました。ここから見上げる天狗岳もなかなか素晴らしい。

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東天狗岳です。太陽がまぶしい・・・。

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この辺りは風に飛ばされるのか、積雪量がかなり少なくなっています。

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すりばち池と天狗岳です。雲一つない快晴です。

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黒百合ヒュッテ目指してシリセーを楽しみます。

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黒百合ヒュッテのベンチをお借りして、下りに備えて身支度しました。

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登りでも写真を撮ったビューポイントで1枚。

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渋の湯まで下りてきました。出発から帰着まで総行程6時間でした。

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本日は最高の天気と良き相棒に恵まれて、久しぶりの雪山ピークハントを堪能することができました。
天狗岳には10代から20代前半にかけて夏一回、冬二回登っています。ただ、今回のように天狗岳そのものを目的にしたことはなく、いずれも北八ツから南八ツへの縦走の通過点でした。
今回は、天狗のみのピークハントでしたが、その価値の十分にある素敵な1日となりました。

※ 今日のコース図と高低図です。

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2012年2月11日 (土)

「北八ヶ岳・北横岳に登る」

本日は、1月の「長七郎山」に引き続きA社の雪山入門教室で「北八ヶ岳・北横岳」に登ってきました。

今回は10本歯アイゼンの足慣らしが主たる目的でした。

中央道を走るバスの車中からは、南アルプスの北部・南部の山々が指差せて、自分で車を運転していたら余所見せずにはいられなかったのではと・・・バスで良かったです。

ピラタスロープウェーの山麓駅には10時45分頃に到着し、身支度を済ませて11時30分のロープウェーに乗り込みました。

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到着した山頂駅の前には坪庭の絶景が広がります。

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スキーヤーはもちろんですが、登山者も大変多く賑わいを見せています。

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空は青く風も穏やかで、冬の八ヶ岳には高校、大学と何度か通いましたがこんな坪庭の光景はおそらく初めてではないでしょうか。

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目指す北横岳方面からは早くも下ってくる登山者がいます。

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南八ヶ岳の右には甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳が確認できます。

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1時間ほどの登りで北横岳ヒュッテに到着します。

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辺りにはこんな光景が広がっています。

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小休止の後山頂を目指します。

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北横岳南峰が近づいてきました。

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南峰山頂からはすばらしい眺望が広がっています。とりわけお隣の蓼科山はなかなか堂々とした山容です。

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南八ヶ岳もすっきりと見えています。

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南峰から北峰に移動します。振り返ると南峰からこちらを目指す人が続々と続きます。しばし眺望を堪能しました。

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記念撮影の後南峰に戻りました。

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中央アルプスです。

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御岳山です。太陽が高くなっているので少々霞気味です。

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自然の造形美です。

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テントは冬用ウィンパー、ザックはキスリングを背負い、わかんを履いて縦走した学生時代と比べると今日の八ヶ岳はいろいろな意味で隔世の感があります。

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奥秩父の金峰山も見えています。

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北横岳ヒュッテに戻って大休止となりました。今日の行動食は私にとっての定番「オールレーズン」にしてみました。

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休憩後往路を戻ります。あっという間に坪庭まで降りてきました。縞枯山が美しい。高校の冬合宿で北八ツ縦走(蓼科山から)+赤岳ピストンをした際、悪天に見舞われ坪庭の端っこのつもりで緊急避難で天張ったところ、翌朝視界がきくようになったらロープウェー駅の目と鼻の先だったということが懐かしく思い出されました。

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下山してきた北横岳方向を振り返ります。

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本当に天候に恵まれました。

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このままロープウェーに乗るのが惜しい・・・。

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山頂駅から7分で山麓駅に到着です。下山後はツアーリーダーの指導で整理体操(ストレッチ)を行いました。

そして16時ちょっと前に再びバスに乗り込み「縄文の湯」に向かい体を十分に温めて帰路につきました。

写真は湯上りに見た夕日に照らされる蓼科山です。

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バスの車中でツアーリーダーが「今日は大変天気に恵まれいい雪山入門になったと思います。ただ、雪山ってこんなもんか・・・と思ってもらっては困ります。」という趣旨のお話をされていました。

それだけ今日の条件が良かったということに他ならないと思います。ラッキーでした。

本当に素晴らしい半日スノーハイクでした。

※ 今日のコース図です。

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