カテゴリー「浅間山とその周辺の山々」の2件の記事

2015年5月23日 (土)

「浅間山(前掛山)に登る」

今日は「浅間山(前掛山)」に登ってきました。相棒は、一昨年の八ヶ岳・横岳以来約2年ぶりとなるI君です。

東京西部に所在するI君の自宅に5時前に迎えに行き、一路浅間山の登山口「天狗温泉浅間山荘」を目指します。

現地には7時半過ぎに到着しましたが、山荘前の駐車場は既に満車で、一段下にある駐車場に無事バモスを停めることができました。

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一段上がったところにある「天狗温泉浅間山荘」です。

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鳥居をくぐって登山道に入ります。写っているのはNHK長野放送局のクルーで、何でも昨日、気象庁が「群馬、長野県境の浅間山(2568メートル)で、4月下旬から火山性地震が増加していると発表した。山頂の火口から500メートルの範囲内で、火山灰や火山ガスが突発的に噴出する可能性があるという。23日に機動観測班を派遣し、調査する。」という発表をしたということで登山者への取材に来ているとのことでした。穏やかではありませんが「警戒レベル」は「1」で変わらないということです。

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登山届を提出します。

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「一ノ鳥居」を通過します。この辺りは新緑に包まれなかなかの雰囲気です。

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不動滝への分岐となっています。

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「二ノ鳥居」です。ここから登りがきつくなります。

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すぐに薪がたくさん積み上げられている場所がありました。こんな置き看板があります。I君と二本ずつ担ぎ上げることにしました。

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「トウゴクミツバツツジ」が新緑の中でひときわ美しさを放っています。

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カラマツの林の中を登っていきます。

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右に見えているのは「牙山(ぎっぱやま)」です。

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美しい白樺の木がありました。

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第二外輪山を見上げます。

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やや日本離れした風景と言って過言でないと思います。

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間もなく「火山館」です。

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「牙山」はすごい迫力です。

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「火山館」に到着しました。登山口からちょうど1時間半かかりました。

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運んできた二本の薪を降します。

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「火山館」にも火山性地震が増加しているとの張り紙がされていました。

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登山の道中の安全を「浅間神社」に祈願します。

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さて、この花は・・・。「ハクサンイチゲ」ですね。

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いやあ良い雰囲気の場所です。天張りたくなりますね。

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トーミの頭から黒斑山への稜線です。

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新緑と岩壁が良い雰囲気を醸し出しています。

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草すべりを下って来る登山者が確認できます。

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「草すべり」分岐に到着です。

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続いて「Jバンド」の分岐に到着です。

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第二外輪山を南から・・・

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北へ・・・。

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さらに北へ・・・。

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こちらは「草津白根山」、奥に見えているのは、「苗場山」から「平標山」方面です。

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浅間山の山腹をトラバース状に登って高度を稼ぎます。

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「後立山」方面です。

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遠くの残雪の山は、「妙高山」方面でしょうか。

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火山性地震増加でヘリが二機ほど飛んでいます。おそらく一機は浅間山山頂部分の変化の有無の調査を目的とした飛行と思慮されます。

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立入禁止告示板に到着です。ここまで結構絞られました。

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前掛山方面を望みます。稜線を多くの登山者が歩いています。

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「立入禁止」看板です。本来の浅間山の山頂は、この立入禁止区域の中にあるため現在は登れません。

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「爺が岳」から「鹿島槍」、「五竜」、「唐松」と続く後立山連峰です。

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シェルターに近づいてきました。

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火山の名に恥じない景観が広がります。

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「前掛山」山頂の登山者を仰ぎます。

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前掛山頂に到着しました。ちょうど11時です。登山口から2時間40分でした。素晴らしい眺望が広がっています。

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富士山も頭を出していますね・・・。

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手前が「八ヶ岳」奥が南アルプスの「北岳」、「甲斐駒」、「仙丈」です。

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こちらは「中央アルプス」です。

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「乗鞍岳」です。

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「槍・穂」の峰々です。ちょうど槍のピークのあたりに写っている黒い物体は、山頂付近をしきりに飛び回っていたツバメです。こんな高いところまで何の目的で上がってきているのでしょうか・・・。

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素晴らしい眺望に大満足です。

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「火打・妙高」連山も・・・。

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山頂からの帰路、シェルターを見下ろします。

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シェルター内で行動食を食べて小休止しました。その後は快調に下っていきます。

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カラマツの新緑が美しい。
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ひたすら「火山館」目指して下ります。

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「火山館」到着です。

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さて本日の昼食です。このあと羊羹をいただきました。

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火山館のスピーカーが小諸市役所の防災無線を流しています。内容はもちろん浅間山で火山性地震の発生が増加している件でした。

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さていよいよ登山口を目指して下り始めます。

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こちらは・・・。「キジムシロ」でしょうか・・・。

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カモシカ平を通過します。

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カモシカ発見。彼(彼女)は、当初、登山道のど真ん中でこちらを注視していました

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ミツバツツジです。

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こちらも・・・。

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一の鳥居まで帰ってきました。

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新緑が鮮やかです。

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こちらは「ズミ」でしょうか・・・。

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浅間山荘の鳥居をくぐって振り返ります。所要5時間50分でした。
山荘の温泉で汗を流してさっぱりします。

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記念の山バッジも購入できました。

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天気は快晴とまではいきませんでしたが、遠望の利く高曇りで多くの山が指差せて大変充実した山行を楽しむことができました。

仲間との山行は楽しい会話もあって、やはり格別です。


※ 本日のコース図と高低図です。

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2012年3月20日 (火)

「浅間外輪山・黒斑山に登る」

数日前から入念に天気予報をチェックし、曇天ならば赤城山に、晴天ならば黒斑山に行こうと思っていたところ、昨夜の時点で軽井沢は「晴れ」の予報となったので、新幹線を奮発して浅間山の外輪山「黒斑山」でスノーハイクを楽しんできました。

新幹線には上野駅から乗り込みます。

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「大人の休日クラブ」利用で5%割引です。

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佐久平から「車坂峠」まではJRバスを利用します。乗客は私を含めて5人でした。運転手さんが、「今年は梅の開花も遅れていて、今朝もだいぶ冷え込みました」とガイドしてくれます。

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車坂峠までは佐久平からちょうど一時間でした。オーバーパンツ(今日は暖かそうだったので雨衣のズボンにします。)を履いてスパッツとアイゼンを付けて準備完了です。気温は高めで風もなく、グローブもウールの薄手のものでちょうど良くオーバー手袋も不要です。

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準備をしている間にマイカー組が何組か出発していきました。

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ジャケットを着て歩き始めたのですが、暑くてたまらず、アンダーシャツの上にソフトシェルでちょうどいいあんばいです。振り返ると高峯山、篭ノ登山、水ノ塔山が見えてきます。

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蓼科山が特徴のある頭をもたげています。

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登山道はこんな感じで積雪はたっぷりあります。

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湯ノ丸高峯林道が見えています。一度MTBで走ってみたいところです。

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北アルプスが屏風のように広がっています。

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パノラマにするとこんな感じです。

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天気に恵まれて何よりです。

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黒斑山のたおやかな姿が現れました。

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シェルターのある鞍部を目指します。

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トーミの頭の右側に浅間山がどーんと姿を現しました。レンズに水滴が付いてしまったようでしばらくの間目をつぶってください。

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シェルターは雪に埋もれていました。

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なかなか絵になる風景です。

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トーミの頭の登りにたくさんの人が取り付いています。こうして見るとえらく急斜面に見えますが、実際にはそんなでもありませんでした。

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浅間山の縞々模様は火山の地熱によって雪が溶けているのでしょうか・・・。

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通りませんが、こんな岩稜もあります。

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トーミの頭からの浅間山です。日本百名山に相応しい山容です。

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トーミの頭からの黒斑山です。

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黒斑山に到着しました。

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山頂標識が頭だけ出しています。狭い山頂に10人ほどの同好の志が寛いでいました。テルモスのカフェオレとビスケットで小休止しました。

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見下ろす湯ノ平高原が素晴らしい。

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カモシカがいそうな感じですが、見つけられませんでした。

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時間はまだお昼前なので蛇骨岳まで行ってみることにします。トレースはあるものの、ツボ足ではちょっとしんどいところもあり、かなり消耗しました。ただ、ところどころからの眺望はやはり素晴らしいものです。

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たまらず休憩をとり昼食としました。振り返ると黒斑山が見えています。

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足で軽く整地して休憩場所を作ります。雪に穴を掘ってバーナーをセットしてお湯を沸かしました。風が穏やかなので大助かりです。

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奥秩父の金峰山が見えています。ずいぶんと白いですね・・・。

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ふと見上げると太陽のまわりに虹がかかっています。大気中に水蒸気が多いのでしょうか・・・。

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湯ノ平高原は、スノーシューで歩いたら気持ちよさそうに見えます。

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今度機会を作って前掛山に登ってみたいものです。

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食後さらに蛇骨岳を目指しますが、結構な急斜面にトレースが付いているところがあり、雪も不安定なことから、無理せずに引き返すこととしました。

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黒斑山直下の樹林帯まで戻ってきました。

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写真ではなかなか高度感が表現できませんが、滑落したらアウトです・・・。

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山頂には団体さんが陣取っていたので素通りします。この監視カメラの映像はネットでも見ることができます。

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トーミの頭に戻ってきました。誰もいません。

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パノラマ写真を撮ってみました。

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トーミの頭から急斜面をアイゼンをきかせて下ります。

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朝は気が付かなかった中コースの分岐です。

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中コースはスノーシューがあった方が快適に下れたかもしれません。

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車坂峠まで無事戻ってきました。今日の相棒は「トップ」です。堅牢な手縫いの名品です。

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高峯高原ホテルでお風呂をいただきました。透明ないいお湯です。500円でした。

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風呂上がりには・・・(^^)。

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ホテルのロビーからは八ヶ岳を中心とした眺望が広がっています。

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こんな案内図も準備されています。肉眼では富士山も確認できました。

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北八ツの東天狗と西天狗です。今シーズン行ってみたいと思っているのですが。

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南八ヶ岳の赤岳から硫黄岳です。

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金峰山です。この少し右に富士山が見えていました。

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空から見た浅間山のポスターがありました。噴火口の奧に連なっているのが、今日歩いた稜線です。

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ホテルの駐車場から黒斑山を望みます。

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標高差は500メートルもないのに結構絞られました。

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峠には山の神が祀られています。

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ビジターセンターは立派な建物ですが、冬期は休業となっているようです。

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バス停はすっかり雪に埋もれています。午前一便、午後一便しかありません。

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湯上がりからバスの時間まで小一時間あったので、ビールをおかわりしてしまいました。そのせいでバスで佐久平へ向かう途中からすっかり夢の世界へ・・・。

新幹線の接続も良く座席も確保でき快適に帰京しました。

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この冬2回目の2000メートルオーバーの山でした。快晴とはいきませんでしたが天候にも恵まれ、充実の雪山ハイクが楽しめました。今シーズンあと何回雪山に出掛けられるでしょう・・・。

今回はGPSのバッテリーが途中でダウンしてしまったのでコース図はありません。

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