カテゴリー「沢歩き」の3件の記事

2015年8月18日 (火)

「奥武蔵・兵ノ沢を歩く」

 8月に入ってから休みと天気がかみ合わず、どこにも出かけずにいました。今日は単発の休みで、天気さえ良ければ前夜発日帰りで八ヶ岳の赤岳にでも行きたいと考えていました。しかし、昨夜の天気予報からすると期待薄の状況でした・・・。

今朝5時半過ぎに目覚めると、多少青空も見えているようでしたので、前々から機会を作って是非行ってみたいと思っていた奥武蔵・二子山につき上げている「兵ノ沢」の沢歩きに急きょ出かけることにしました。

家を出たのは7時半過ぎで、池袋で8時半のレッドアローに乗車、9時44分に芦ヶ久保で下車します。

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芦ヶ久保駅で下車したのは私一人でした。

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改札を出たら左折してトイレの前を通って二子山への道標に従って進みます。

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こんなちょっと不気味なトンネルで西武線の下をくぐります。

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緑の自然林の中の登りはなかなか快適です。

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もう秋がそこまで来ているという感じでしょうか・・・。

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尾根を乗越して沢まで下ると兵ノ沢の入渓点となります。

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ここで沢支度をしました。今回はキャラバン製のスパッツを投入しました。

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しばらくは取水用のホースが引かれたりしていて少々興ざめですが、冷たい水を切って進むのは、やはり気持ちがいい。この取水タンクあたりから沢の様子も好ましいものとなってきました。

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多少流木等があるものの問題なく進みます。

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なかなかいい感じになってきました。

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快適に小滝を越えていきます。

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手前が腰くらいまでの釜になった滝は無理せず右から小さく巻きました。

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この辺りが兵ノ沢核心部といったところでしょうか・・・。

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自撮りしてみましたが、ちょっとアングルが良くなかったような・・・。

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登山道との交差点に到着です。左岸から流れ込む小沢に「水場」の標識があります。
レンズが濡れていたようで画像が不鮮明なのはご容赦を・・・。

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ここから少々進むとほどなく水流が極端に減り、再び登山道に出ます。本日の沢歩きはここで終了。ここまでは沢の中でしたので汗をかくこともありませんでしたが、二子山の山頂を目指すとなると大汗間違いなしとの判断で、登山道を下ることにします。1時間少々の沢歩きでしたが十分に楽しめました。
先ほどの水場まで沢靴のまま下ります。

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水場で沢装備解除です。スパッツもなかなか快適な使用感でした。

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丸木橋から上流はこんな清流になっています。

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要所要所にこんな看板があり、勉強になりました。

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あちこちにクマ出没注意の看板や注意書きがあります。今日は一人も人に会っていませんが、もちろんクマにも会いませんでした。

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杉植林の中の登山道を下っていきます。

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こんな古木があります。小さな祠が祀ってありました。

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入渓点まで戻ってきました。

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再び尾根を乗越してトンネルを抜けると芦ヶ久保の駅です。

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事前情報では電車の駅の隣の「道の駅」でシャワーが浴びられるということでしたので、女性の係員に訪ねてみると事務所棟に案内してくれました。シャワー室は立派で10分200円とリーズナブル・・・。さっぱりと汗を流して12時17分の飯能行の電車に無事に乗り込みました。ちなみに帰りに芦ヶ久保駅で乗車したのも私一人でした。

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今日は昨夏以来1年ぶりの沢歩きでした。遡行時間は正味1時間と極めてショートコースでしたが、小滝は登れるものばかりで大変楽しい時間を過ごせました。
装備もシューズとヘルメットさえ用意すれば特別なものは必要ないと思われます。ちなみに私は8mm×10mのロープを念のため持参しましたがまったく出番はありませんでした。

秋までにもう一度沢歩き行きたいです。はい・・・。

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2014年9月17日 (水)

「奥多摩・小坂志川中流を歩く」

本日は、最後の夏休を使って奥多摩南秋川の小坂志沢中流に沢歩きに行ってきました。
最寄駅を始発電車で出発して、武蔵五日市で6時18分発数馬行きのバスに乗る予定だったのですが、休日ダイヤと平日ダイヤを取り違えていて、バスに間に合わないというハプニングありました。
やむなく大枚つぎ込みタクシーで笹平まで行きました。フロントガラスを雨が若干濡らし、運転手さんに「くれぐれも気を付けて」と激励されます。

まずは南秋川を橋で渡って小坂志川沿いを進みます。

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途中お寺のある所で小坂志川を右岸に渡り、入渓点に降り立ちます。
足回りはモンベルの沢靴です。バランスを取るためにストックも準備しました。
出発は7時20分過ぎです。

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雨はすでに上がっていて薄日も差し込むまずまずの天気です。

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小坂志川は、平らな川底のなかなか良い雰囲気の流れです。

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少し進むと市道山へのハイキングコースが木橋で頭上を通過しています。

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水は美しく気分も上々です。

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こんな早瀬もあります。

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美しいトロと早瀬が交互に続いていきます。

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両岸が迫るゴルジュのようなところもあります。

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滝と言えるものはほとんどなく、ところどころにこんな小滝があるのみで、初心者でもまったく問題なく遡行できます。

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左岸を林道が通っているのですが、それを感じさせない風景が続きます。

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湯場ノ沢が合流します。

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コンクリート護岸が続くようになり、少々興ざめです。

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それでも流れ自体は水もきれいで問題ありません。

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伐採によるものと思われる倒木が続くところがありますが、なんとか通過しました。

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赤い橋がかかる林道終点に到着です。本日の沢歩きはここまで・・・。橋をくぐった右手に踏跡があり、林道に上がれます。
到着は8時55分でしたから、1時間半の手軽な行程でした。

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林道に上がる前に沢靴からローカットシューズに履き替えました。

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林道はこの先も続いているようですが、チェーンがかかっていました。

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帰りは笹平10時34分のバスに乗る予定なのでのんびりと人気の全くない林道を歩いて戻ります。
途中道のど真ん中にガマ君が陣取っていました。近づいても身動き一つしません。車も通らないので安心しきっているのかもしれません・・・。

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林道はこんな感じで退避場所も少ないので、車の進入は控えた方が良いようです。

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途中市道山への登山道の木橋に降りてみました、比較的新しい橋のようです。

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入渓点のお寺の入り口の橋まで戻ってきました。この橋を渡って右手に進むと川に降りる階段があります。

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笹平には10時に到着してしまったので、南秋川の川原に降りて早めの昼食をとることにしました。ストーブとコッヘルは最近新調したものです。

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南秋川の清流です。のんびりするには最高の場所です。

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食後にバス停に向かって今日の半日沢歩きも無事に終了となりました。

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前回の小下沢で、すっかり沢熱?に取り付かれてしまい今回の小坂志川に出かけることとしたわけですが、この「中流」には滝らしい滝もなくまさに沢歩きを楽しむにはうってつけでした。
赤い橋から先に進むと滝登りも楽しめ、さらに充実したものとなるようですが、時間的制約もあって別の機会に譲ることとしました。

10月にももう一度沢歩きに出掛けたいなと思っています。

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2014年8月25日 (月)

「高尾・ 小下沢を歩く」

昨日は、高尾山域の小下沢に行ってきました。沢歩きに出かけるのは実に30年ぶりです。

高尾駅から小仏行のバスに乗り込みます。
7時12分発の始発バスでしたが、座席が埋まる程度の乗車率です。

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大下バス停で下車します。
帰りのバス時間をチェックしました。

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小下沢梅林を過ぎた地点の沢へ下る踏跡から入渓しました。
今日は新しい沢靴を履きました。後日紹介したいと思います。

沢歩きは、30年近く前に出かけた大山・春岳沢以来です。
出だしから水流の中をザブザブと歩いて誠に気分がいい・・・。

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小下沢は、すぐ隣を並行する形で小下沢林道が通っているのですが、水は澄んでおり、ゴミも全くと言っていいほどなく、美しい沢です。

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こんなゴルジュ帯を通過します。

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滑滝や小滝の通過は結構楽しめます。

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気分のいい場所が何か所かありました。

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ちょっとした釜は腰くらいまで入って通過します。

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陽が当たると何とも美しい。

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飽きずに進みます。

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少し沢が広がってきました。

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小下沢キャンプ場跡に到着です。景信山への登山道が木橋で横切ります。

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しばらく行くと堰堤に出くわします。ここは右岸から高巻きました。

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いくつのか小滝を越えていくと・・・。

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2つ目の堰堤です。これは少し戻って林道に上がって高巻きます。

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倒木やボサが気になるところもありましたが、通過困難というほどでありませんでした。
沢幅が再び狭まると・・・。

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2メートルの滝が出現です。今日は誰にも会わないだろうと思っていたところ、なんと先行パーティーがいました。

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2段5メートル滝は先行パーティーの一人が登ったところで、先に登らせてもらいました。左岸の水流沿いが比較的登りやすいのではないでしょうか。

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滝を登ったところで沢歩きはおしまいです。
下の写真は2段5メートルの滝で遊ぶ先行パーティーを林道から見下ろしたものです。

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沢を歩いている時は、ほとんど汗もかきませんでしたが、林道歩きもそんなに暑くなく助かりました。
こんな立派な記念碑が立っています。

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中央道が見えてくるとバス停までもう一息です。

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無事に大下バス停まで戻ってきました。所要時間は3時間20分といったところでした。

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今回、沢に行ってみようと思ったのは「ウォーターウォーキング」という本に触発されたためです。

高校、大学と20本近くの沢登りをしましたが、この本を読んで、必ずしも山頂を目指さず、水と戯れることを目的に沢を歩くというスタイルが大変気になっていました。

今回は手近な高尾山域でお隣を林道が走っているという沢でしたが、水流の中をじゃぶじゃぶ歩くのは快適で、良い雰囲気の場所もいくつかあり、非常にリフレッシュできました。

今シーズン中にもう一回くらい沢歩きができるとハッピーなんですが・・・。

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